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京セラの太陽光発電の年間収支決算について(札幌市北区新琴似地区にて)



2006年8月7日、太陽光発電を開始しました。この8月で一年が経ったので、その成果をまとめてみました。これから太陽光発電を導入する人にとって一つの目安になれば、とても嬉しいです。
 
この太陽光発電は、京セラ社製で、出力が5.04kwのシステムです。180Wのモジュールを28枚、南東の方向にある屋根に取り付けました。

2007年9月4日のチーズマーケットのソーラー発電パネル。今日も朝から発電日和です。

下の表がこの8月までの一年間の発電量、電力消費量、そして月別の電気代の推移です。最下部の行を見て下さい。まず、この太陽光発電では北海道電力に売却した電気代が、年間で8万円あったことが分かります。そして、この店舗と家で消費された全電力量のうち、今回設置した太陽光発電によって賄えた割合は、約34.5%(算式;5485/(2562+13347))となりました。自分達が使う電力を100%自給自足できたら、それは夢のように嬉しいことです。その為にこれからも節電と別の発電も考えようと思います。

(a)発電量(kWh) (b)売電量(kWh) 売電額(円) (a)-(b)発電した中か
らの消費量(kWh)
買った電力の
消費量(kWh)
電気代(円)
2007
8
510
272
9697
238
510
9697
2007
7
699
343
9295
356
573
10108
2007
6
662
423
11448
239
494
8583
2007
5
624
428
11624
196
844
12478
2007
4
581
251
6797
330
841
12084
2007
3
487
219
5314
268
1628
17215
2007
2
238
36
865
202
1802
22962
2007
1
190
82
1972
108
2068
25646
2007
12
197
58
1372
139
2151
25822
2006
11
256
189
5133
67
1234
20846
2006
10
473
290
7876
183
700
11956
2006
9
568
332
9017
236
502
9702
  合計
5485
2923
(c)80,410円
2562
13347
(d)187,099円

では、この太陽光発電を導入して、どれ位のメリットがあったのかについてもまとめて見ました。それが下の表です。2006年7月までは、旧店舗付き住宅で8年間営業をしながら2階と3階で生活していました。そこでの過去の2年間のデータを平均すると、旧店舗で使っていた電気代と暖房と給湯の為に必要な灯油代は下の表のとおりです。現在の店舗付き住宅(1、2階で159.28u)と旧店舗付き住宅(137.70u)では、大きさが違うので一概には言えない部分もありますが、年間でどれくらいのエネルギーが節約されたのかを金額にすると、約18万3千円です。もちろん、太陽光発電を設置する費用があったので、18万円がそのまま儲かったわけではありません。そこでこれらから、かかった費用がいつ頃になるととんとんになるのかを計算しますと、約15年後という結果になりました。

旧店舗の年間電気代 (e)  240,000円
旧店舗の年間灯油代 (f)    50,000円
節電効果 (g)  102,901円=(e)+(f)-(d)
年間収支 (h)  183,311円=(g)+(c)
太陽光発電価格 (i)  2,730,000円
減価償却年数 (i)  約14年と11ヶ月(i)/(h)


京セラの太陽光発電が一体何十年間、故障が無くて使えるのか?詳しくは知りませんが、最低でも15年は元気に発電して欲しいなぁと思います。そして、技術革新でもっと効率が良くて安価な太陽光発電が世の中に出回ることを期待しています。京セラさんにも研究費を惜しまずにさらに良いものを作って欲しいです。太陽光発電を導入したことは、環境に良いことだけではなくて、私自身の内面も変わりました。少しでも消費を減らそうと、節電の意識が高まったのです。私は、原子力発電には反対ですが、ただ反対するのではなくて、自分なりに出来ることから始めて少しでも日本が安全な国になればと考えています。


京セラの太陽光発電の年間収支決算について(札幌市北区新琴似地区にて)