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9月のブザンソンのマルシェは、秋ならではのきのこや季節の食材がいっぱい。



9月14日(2006)、ランジス市場の訪問を終えて、パリのリヨン駅から汽車でブザンソンに向かいました。次の日からはレンタカーでフランシュコンテ地方をぐるりと回ります。15(金)の朝は車を借りる前に、マルシェに行きました。9月にフランスに来たのは初めてだったので、どんな季節の野菜や果物などがあるのかとても興味がありました。

ブザンソンは下の地図のように川が大きく蛇行した内側に市街地があり、自然の要塞のような場所に町が生まれました。水と深い緑に包まれて落ち着いた美しい町です。町のぐるりには山や森があり、自然が豊かです。地図から外れますが、地図の上の方向に鉄道の駅があります。川までは歩いて10分ぐらいです。地図で赤く塗られた通りがいくつかありますが、その中で川に面した辺りでマルシェが立っていました。では、さっそくのぞいてみましょう。



マルシェは町の広場に立つことが多いですが、広場の近くには屋根付きの常設マルシェもありました。その大きな屋根の下には、雨を避けようとテントを持たない農家の方が平台一つで店を開き、自慢の野菜やきのこを売っていました。一番手前に見える黒っぽいのは、きのこです。味噌汁に入れて食べたくなりました。

平台一つで商売をする農家さんたち。こういうところにおいしくて安い食品があります。

下の写真がその広場です。ここには骨董市が立っていました。牛の首につける大きな鐘も売られていて、もう少しで買うところでしたが思いとどまりました。チーズマーケットの店舗に飾ってあるいろいろな品は、こうした市やフランスやイタリア各地に行った所のお店で買っています。

広場を囲む建物が揃っていて美しいです。この広場には噴水もありました。

下の写真はジロールというきのこです。ラッパの様に広がった形をしていて、しいたけよりもやや大きいです。秋ならではのマルシェの食材ですね。

モリーユやジロールを初めて見ました。きのこは大好きです。

フランシュコンテ地方は、コンテやモンドール、モルビエやブルー・ド・ジェックスの4つのAOCのチーズがあります。だから住民の皆さんは、あまりやぎのチーズは食べないのかなぁと思っていましたが、ありました。やぎのチーズを作る農家さんのお店が。このマルシェの中で、やぎのチーズを売りに来ていたのは農家さんは2軒ありました。その他には、私達のようにランジス市場などから仕入れたチーズを売っているお店も2軒ありました。こちらは車の荷台が店のようにガラスケースが載っていて、いろいろなチーズが見やすく並べられていました。

SOYE からやってきたやぎのチーズ農家のおじさん。

でもマルシェに行った時には、なるべくこうした農家のおじさんやおばさんのチーズを買って楽しみます。そして、どんな品種のやぎを飼っているのかとか何頭飼っているのかというような話題で会話をします。このおじさんもとても穏やかないいお顔でしたので、記念に写真を撮らせてもらいました。毎週毎週、こんなマルシェが立つなんて・・・。札幌でもやって欲しいです。

今回買ったのは、やぎのチーズが3種類。果物はイチジクとミラベル。リンゴとブドウ。それにプルーンです。はちみつを売りに来ていたおじさんのパウンドケーキ。どれもとてもおいしかったです。フルーツなどは写真を撮りましたので、のちほどご紹介したいと思います。


9月のブザンソンのマルシェは、秋ならではのきのこや季節の食材がいっぱい。