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フランス・ロワールの農家フィリップさん(Philippe Custodio)のやぎのチーズ工房を訪ねます。



4月14日(2007)、今朝8時半にBUEにあるロジ・ド・フランスのホテルを出て、10分ほど先にあるこれまた小さな村、La Tour に着きました。下の写真のように昔の塔が村の名前になっているようです。この右側に今回訪問するフィリップさんの農場がありました。

中世のお城の様な塔と城壁。このすぐ右にフィリップさんの農場があります。

下の写真がフィリップさんと奥さんのマルティーヌさんです。チーズは日曜日も含め毎日生産しているそうです。この農場にはご夫婦を入れて4人が働いているそうです。従業員の二人が休む水曜日と日曜日は奥さんがチーズを作るそうです。この農場には、やぎは150頭いて全てアルピーノ種です。このミルクを使って大小いろいろな大きさのやぎのチーズを一日当り約800個ほど作っています。

フィリップさんと奥さんのマルティーヌさん。お二人には、2人の男の子がいます。

早速、畜舎に案内してもらいました。年齢ごとにやぎを柵で仕切っていました。下の写真は、昨年生まれた1歳未満のやぎです。私達を見つけると、我先にと柵に近づいてきます。あごをなでてやったり、角が生えている頭の天辺を撫でてやるととても気持ち良さそうです。普段からフィリップさんがやぎを可愛がっている事が、こうした瞬間にも良く分かります。

人が近づくと我先にと寄って来る若いやぎ。とてもかわいいです。

この後、着替えをしてチーズ工房に入りました。ちょうどクロタン・シャビニョールを作っているところでした。カードからある程度の水分を抜いて、硬くなってきたカードを型枠に流し込んで、クロタンの形を作ります。一通り見学した後で、隣接するチーズ直売店で、フィリップさんがここで造っているやぎのチーズを見せてくれました。どれもヤニ臭くないと言いますか、ヨーグルトの様なさわやかな酸味があって、素直なあっさりした味わいのおいしいクロタンでした。ぜひ輸入してみたいと思いました。

チーズ工房の隣にある直売店でいろいろなクロタンを試食させていただきました。

こうして2時間ほどで見学は終わりました。ランジス市場には出荷していないチーズもあったので、今後彼らと連絡を取って、日本への輸入が可能かどうかの話を進めていこうと思います。今回も本当に良い出会いとなりました。来年の10月にパリで開かれるSIAL2008に行く時にでも、是非また来たいと思う魅力的な人たちでした。


フランス・ロワールの農家フィリップさん(Philippe Custodio)のやぎのチーズ工房を訪ねます。