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シャッカのカーニヴァルは夜中の3時までやっています。(Sicilia,Sciacca)



2月19(月)、昼食が終わったのは夕方4時でした。それからロベルトさんが車でシャッカの郊外にあるアグリツーリズモの宿舎に連れて行ってくれました。明日までやっているカーニヴァルをこれから少し見に行くことにしました。下の写真はシャッカの港の様子です。旧市街地は港から陸に向かって階段状に高くなりながら続いています。港から少し上がった高台の公園からこの写真を撮りました。

シャッカは漁業の町です。高台にある公園から港を一望することが出来ます。

さて、カーニヴァルはどこでやるんだろうかと思っていました。さすがに旧市街はどこも道幅も狭くて曲がっていたりアップダウンがきついので、ねぶた祭りのような大きな”はりぼて”が通行することは無理だからです。私達を連れて行ってくれた車は郊外にある団地に停車しました。5階建ての市営住宅の団地のような感じです。ここなら道幅の広く直線なので、どんなに大きな”はりぼて”も通ることが出来ます。

午後5時ごろにはカーニヴァルが始まります。場所はシャッカの郊外の団地です。


”はりぼて”は全部で12基ほどありました。市内の会社やイタリア国内などの会社がスポンサーとなって制作費の一部を出しているそうで、これらの会社の名前が、”はりぼて”に書いてあります。また、大きさごとに審査をして入賞作品などを決めているそうです。題材はワールドカップのことや政治家の風刺物、若者の生活の様子やおとぎ話の一場面などがありました。

カーニヴァルの先頭は、昨年のワールドカップの決勝での様子が絵になっていました。イタリア対フランスのあの頭突きの場面です。

”はりぼて”を引っ張っているのは、馬力十分のトラクターでした。なるほどいいアイデアだと思いました。カーニヴァル様の音楽が大きなスピーカーを通して響き渡ります。進んでは留まりを繰り返しながら、踊ったり歌ったり、ふるまわれるワインやサルシッチャを飲み食いして楽しみます。

イタリア人は黒髪の人が多い為なのか緑や紫の髪をした人形の出展が多かった気がします。

見物に来る人たちも思い思いの服を着て仮装して楽しんでいます。小さい子には親がみつばちや亀やいちごの衣装を着せて楽しんでします。また、顔にペイントをしたり、髪の毛だけ紫色のスプレーで染めたりといろいろです。

夜6時半を過ぎてすっかり日も暮れました。カーニヴァルも徐々に盛り上がってきます。

こうして、夜の3時ぐらいまでカーニヴァルは続くのでした。団地の人たちも窓から眺めていたり、下りてきて参加したりと年に一度のお祭りの楽しんでいました。カーニヴァルの期間中は学校も仕事も休みになるのが、とても素晴らしいと思いました。今回、イタリア人の人たちの生活の様子の一部を見ることが出来てとても良かったです。2月のシチリアはお勧めですよ。^^)


シャッカのカーニヴァルは夜中の3時までやっています。(Sicilia,Sciacca)