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札幌南区にあるさくらんぼ農園の品種、「紅さやか」もおいしい。 2007年7月11(水)



7月11(水)(2007)の午後2時、さくらんぼ狩りにやって行きました。今年2回目です。場所は、札幌市南区の「砥山ふれあい果樹園」さんです。平日の午後にふらりと来れるなんて、自営業はやっぱり素晴らしいです。前回の日曜日とは違い、お客さんの数は5,6組と少ないです。葉が風に揺れる音とかっこうの声だけが響く静かな空気を感じられる平日もまた格別でした。料金(大人800円)を払い、係りの人から今日のおいしい場所を教えていただきました。今回は、その場所で見つけた新しいさくらんぼの品種についての話題です。その品種とは、紅さやかです。リンクしたこのサイトには、いろいろなさくらんぼの品種が詳しく載っていたので、とても勉強になりました。どうやら果物の木の苗を売っている会社のようです。

紅さやかの木の写真です。完熟すると黒っぽい紫色になりますが、これが甘くて美味しかったです。

日曜日に初めて知った紅秀峰。大粒で酸味も少なくて甘みを感じるいい品種でした。今日は、この紅秀峰の木の近くあった黒っぽい色の小さな実を付けたさくらんぼに目が留まりました。スーパーで見かけるアメリカンチェリーを小さくしたようなさくらんぼで、紅さやかだと教えてもらいました。食べてみると甘いだけではない、味に厚みがあるといいますか複雑な味わいがあり、これまた食べ慣れると止まらなくなるようなとてもおいしいさくらんぼでした。前回は、紅秀峰がおいしいと思いましたが、この紅さやかも別の魅力を持っています。うーん、さくらんぼの世界も奥が深くて興味が湧いてきます。^^)

美奈子店長と紅さやかの木。まだ樹齢が若い木でしたが、おいしい実をつけています。

紅さやかの木は、実がなっている時期だと見分けるのが簡単です。上の写真のように真っ赤なさくらんぼというよりもやや黒い色を含んだ赤い実をつけているので、佐藤錦や水門などの明るい赤とは、明らかに違います。

右にある黒っぽいさくらんぼが、紅さやかです。左は、紅秀峰です。

そして、紅秀峰と紅さやかを手のひらに載せて写真も撮りました。実の大きさ、色、形、弾力・・・。どれをとっても違いがあり、どう違うのかが良く解ります。
 
ここ数年は、さくらんぼと言えば、南陽ばかりを選んで食べていましたが、また新しい品種に出会えて良かったです。チーズもそうですが、いくらモンドールが美味しいと言っても、一年中モンドールでは飽きてしまいます。また、さくらんぼもそうですが、南陽がおいしいと思って食べようとしても、熟し度合いが違えば、味はいつも同じではなく、その時々で違うので、自分が食べたいと思う時に、正にちょうど美味しい状態のさくらんぼを選んで食べるのが、賢い食べ方だと思いました。つまり、特に品種には拘らず、その時々にしかない最高の状態のチーズやさくらんぼを食べるのがいいのです。その状態よりもチーズの名前や銘柄やブランドを優先したり拘るなんて意味が無いのです。今回のさくらんぼ狩りは7月上旬ということもあったので、まだ完熟には日数が足りない南陽は、甘みがもう一つでした。本来のおいしい味の南陽を求めて、再び7月下旬にこのさくらんぼ農園を訪れたいと思います。いろいろな味のさくらんぼがあるからこそ、食べるのがより楽しくなるのだと思います。私も季節ごとにいろいろな味のチーズを紹介して、その時に注文された人にぴったり合う味わいの良い状態のチーズを選んであげたいと思いました。


札幌南区にあるさくらんぼ農園の品種、紅さやかもおいしい。 2007年7月11(水)