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「好きなことだけ一所懸命すればいい」 水木しげる

「好きなことだけ一所懸命すればいい。」 水木しげる


「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品で知られる漫画家の水木しげるさん。数々の苦難を乗り越え、とうとう自分の好きな絵を描くことを仕事に出来て、しかも大きな成功も収めました。彼が夢を追う若者に対して述べた言葉がこれです。ご自身の人生を振り返れば、「絵を描くことが他人よりもうまかった。うまいから勝てると思った。だからそのとおりになっただけ。」と振り返ります。自分にその才能があるかどうかより、それがとても好きなら、ほかを捨ててもいいくらいその事が好きならば、やり通してみなさいということだと思います。「好きなことなら続けられる。だからそれを一所懸命にやれば必ず成就するのだ。」と力強く語っておられます。私も励まされました。

今の学校教育や日本のサラリーマン社会では、どんな教科もまんべんなく出来る人を良しとしているようで、例え美術がずば抜けていても、それだけならば低い評価を受けるようです。しかし、そんなことは気にせず、「自分が好きなものを自信をもって突き進むようにしたらいい。」とアドバイスしているのだと思います。これを聞いて大抵の若者なら、「えー、偏食しちゃいけないってママに言われたのに、自分の好きなことだけやってていいのっ?」と疑問に思うかもしれませんが、水木さんのこの意見には、私も大賛成です。でも、半端ではいけません。そのことに集中して自分の持つ力をそれに注ぎ込む、そうした一所懸命の姿勢が確かな成功への扉を開くことにつながり、道が開かれていくのだと思います。

一方、サラリーマン社会とは違うこうした自営業や実業家の社会では、こうした平均的に優れている人よりも、たった一つでも突出した能力を持つ人物の方が、珍重され評価されると思います。何でも浅く知っている人は、どこにもたくさんいるので、貴重な存在にはなり得ません。この言葉を信じて、自分の夢をかなえてくれる人がたくさん出てくれば、もっともっと多種多様な日本人が増えて、日本もより楽しくなるのではと思います。



「好きなことだけ一所懸命すればいい。」 水木しげる