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メルマガ3号


----------------Cheesemarket.jp mail news 2003 vol.3 -------------

☆☆☆札幌チーズマーケットからのメールマガジン☆☆☆
http://www.cheesemarket.jp

-------------目次-------------
1)次週(1/26〜)のお勧めチーズは、?
2)パリの巨大市場 Rungisのチーズ事情
3)旅で飛行機に乗り継げなかったら。(旅の知恵)

------------------------2003/1/9 & 1/24-------------------------------

こんにちは、チーズマーケットの山本 知史です。
今年も始まりました。お元気でいらっしゃいますか? 新年の配達途中も
今日で終わり、明日からいよいよパリです。とはいっても市場で長靴を履いた
おじさんたちと話すのですが、・・・。5回目の今度こそ、エッフェル塔や凱
旋門を一目見たいものです。(オルセー美術館にも。)帰る途中にオランダへ
寄り、農家製のゴーダチーズなども見て回ります。週末にヨーロッパに寒波
が来たので、札幌並みの氷点下の寒さのようです。いっぱい着込まなくては。
(1.9)

ここから1/24です。
こんばんは、チーズマーケットの山本 知史です。
帰ってきました、無事札幌に。ワインを6本買って1キロほど歩いて帰ったので、
腰痛になってしまいました。パリでは、Rungis の市場へ行ってきました。もう
ー度も見た事も無いチーズが無造作に山のように置かれていました。交渉の結果、
全てのAOCのチーズの輸入できるようになりました。2月から徐々に始めてい
きます。

さて今回の内容は、次のとおりです。

1)今週のお勧めチーズは、?
2)パリの巨大市場 Rungisのチーズ事情
3)旅で飛行機に乗り継げなかったら。(旅の知恵)

の3つです。

-------------1)次週(1/26〜)のお勧めチーズは、?--------------

モン・ドール AOC 100g当 (ウオッシュタイプ)540円 (あと、6個です。)

リヴァロ・オー・カルヴァドス(ウオッシュタイプ)250g (あと、3個です。)
文字通りリヴァロをカルバドスで洗ったチーズです。以前から話には聞いた事が
あるんですが輸入したのは初めてです。

ピコドン AOC 60g       660円
南フランスのヤギのチーズは、こんな感じだと
彷彿とさせる美味しさです。小さいので美味しいうちに
食べきれます。

ラングル AOC 100g当 (ウオッシュタイプ) 720円
大きい1キロ判を輸入しました。ちょうどいい感じで、
中もしっとりではなく、ほくほくしています。

トルタルピーナ 100g (ウオッシュタイプ)700円
タレッジョよりも風味もマイルドで、リンゴを切ってのせて食べると
美味しいです。

ペリグー 100g (白カビ)700円
南フランスの生産のチーズですが、当店でもリピート率がとても高い
チーズです。若いうちは、少し酸味がありさわやか、熟成が進んだ時には、
濃厚なクリームのまろやかさが味わえ、どちらも捨てがたいです。
日本で売られているのは、多分チーズマーケットだけです。


その他、今後輸入していくチーズの一部は、以下のとおりです。

Bouchon de sanc.(24st) (Rauwn)
Reypenaer V.S.O.P. 48+ 12k
Blue de Vercors-Sassenage
Blue de Termignon
Beaufort ETE PDS
Abondance
Saint Nectaire fermiler

------2)パリの巨大市場 Rungisのチーズ事情----------

ここRungisは、恐らく食品を扱う市場としては、ユーロ一の大きさだと思います。
そこには、肉、ハム、ソーセージ、チーズ、魚、やさい、果物、花、
加工食品などありとあらゆる食べ物が揃っています。
ここから輸出したり、パリのチーズ屋さんたちが仕入に来ています。

チーズ担当者の方が、若いチーズとすすんだチーズなどを一つ一つ穴をあけて
ほじくって食べさせてくれました。こんなにも濃厚な味のハードチーズがたくさ
んあるとは驚きました。しばらくは、ハードに浸りたいと思います。

さて、ここで特に印象に残ったことが、2つがあります。

一つ目は、
私がチーズの担当の方に、あるヤギのチーズのメーカーの名前を出して、「ここ
のチーズは、美味しいですねっと誉めたら、鼻で笑われた事です。彼が云うには、
そのメーカーは、もう既に大きい会社になっていて、スーパーなどに流している
ので、自分達でヤギを飼わずに、ミルクを色々なところから買って、それでチー
ズを作っているのでもう、finish しているとのこと。生産地の違う乳が混ざる事
で個性がなくなるというのは、納得出来ます。「ここでは、そんな大手の会社が
作るチーズは、余り無いよ。そういったチーズは、商社が直接、メーカーと商談
して、どっと日本などに輸出されるんだ。」との事。生産量が少ないぶんだけ、
どれもが個性的で味わいが濃厚だと自信満々にお話されていました。私達もこれ
は、願っていた事なので、やったーと心の中で叫びました。
以前やっていたワインの輸入の時にも同じ事がありました。
畑を耕し、ぶどうを作り、収穫し、ワインを仕込む、一貫性のあるワイナリーが、
後に一番の仕入先として残りました。

訪問中にちょうどヤギのチーズを作っているご夫婦が納品にいらっしゃいました。
色白でほっぺが赤く染まっていて艶がよく、顔つきがとても穏かでした。都会人
には見られない飾り気の無い姿でした。こうした健康的な方が作った、素朴な
チーズを日本で紹介したいと思いました。

二つ目は、
ヨーロッパの会社では、取引する時にこちらが小さい会社であっても馬鹿にしない
フェアーな対応だった事です。日本では、創業何年?、会社概要は?、いくらもっ
てるの?なんてことになりますが、・・・。私がこういう仕事をしていて、ただ安
く仕入れ事るだけではなく、ユーロ圏の方のいい考え方を学べるのがうれしいです。
今小さい会社ならむしろ歓迎するとまで言うんです。なぜなら、私達が大きくして
あげれば、後でこちらも潤うという事なんです。だから、私達のような、仕入が小
さい会社に対しても出してくれる価格は、同業大手の会社と同じ事が多いようです。

パリでチーズを小売りしているスーパー、デパート、専門店、マルシェなどをたく
さん見て回りましたが、高級なスーパーなどでも、棚に陳列してある大手メーカー
のものと、大きなかたまりなどでガラスケースに入っていて、その都度、店員の方
がオーダーカットするチーズと2つに分かれているようです。チーズマーケットが
今後さらに目指して行くのは、もちろん後者のチーズです。

(このコーナーでは、日頃チーズに触れていて感じたことや現地へ行ったときに
得た情報等をご紹介したいと思います。)

------3)旅で飛行機に乗り継げなかったら。(旅の知恵)----------

今回は、KLMオランダ航空を使ったのですが、18日にアムステルダム空港で、
エンジンが故障して、丸ごと左のエンジンを交換したようで、4時間ずっと
止まったまま座っていました。お陰で関空からのJALでの札幌行きに乗れませ
んでした。こんな場合には、大抵手荷物受取のところに、地上スタッフがいる
ので、事情を説明して、必ず到着遅延証明書を発行してもらいます。(すぐに
通関を済まし外に出てはいけません。)
あとは、これをもって乗り継げなかった航空券をその航空会社のカウンターで、
これから乗れそうな便の予約をすれば、OKです。また、JALのように便数が少な
くてすぐにいい便が無い時には、別のANAなどで、新規に航空券を買っても、差
額は、遅延した航空会社で負担してくれます。この場合は、もちろん乗れなかっ
た分の航空券の払い戻しを遅延証明書を提示してその場で済ませます。(後々
使う事もあるので遅延証明書は、誰にも渡さずに見せるだけにしたほうがいい
と思います。)

私の場合、関空に13:00に着いたのですが、JAL便は、19時まで無かったので、
14:30のANA便で札幌に帰ることが出来ました。差額(ANA31,900円-JAL10,400)
の21,500円は、後でKLMから戻る予定です。


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どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、また。

店主敬白
山本 知史
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