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オリーブオイルのテイスティングと青リンゴ



今回、Vinitalyに併設されていたオリーブオイルの見本市、SOLのあちらこちらのブースで見かけたのが、この青リンゴです。これも新しい発見となりました。

オリーブオイルの試食をする時に用意されている主なものです。


どうしてここに青リンゴがあるのかと申しますと、複数の違う味のオリーブオイルをテイスティングする時に、口をリフレッシュするために使うのがこの青リンゴなのです。

オリーブオイルの味は、パンにつけて食べて確かめるか、そのまま飲んで確かめます。


一つのブースには、一つのメーカーが出ているので、通常は複数のオリーブオイルを生産していないので青リンゴは必要ありません。しかし次のような例外もあり、こういう時には、青リンゴを使うのです。例えば同じオリーブ畑でも、わざと収穫時期をずらして2,3種類の風味の違うオリーブオイルを生産している農家。またもともと2、3種類のオリーブの木を植えていて、違う風味のオリーブオイルを生産している農家。また、高度や土壌などが全く違うオリーブ畑を複数所有していて、それぞれで違う風味のオリーブオイルを生産している農家・・・などです。そうしたメーカーの場合、ブースを訪ねてくれたお客さんに複数のオリーブオイルを試してもらい、それらの違いをよりはっきりと理解してもらおうと、各試食の間に切った青リンゴを差し出しているのです。

青リンゴもいい仕事をしていますね。

私も試しましたが、なるほど青リンゴの酸味で口がリセットされ、次のオリーブオイルを飲んだ時に、前のオリーブオイルとの違いがより分かりました。ちなみにリンゴは、赤いものよりも青リンゴのほうが良いようです。赤いりんごりもより酸味があって、口の中に残った前のオリーブオイルの風味をきれいに消してくれるのにいいそうです。


オリーブオイルのテイスティングと青リンゴ