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ミモレットの表面のようす

 

 

正解は、どちらも同じホールのミモレットチーズです。つまり、状態は全く同じです。

 

では、どうしてこのように表面が違うのでしょうか?

実はどんな道具で切ったかの違いが現れているだけなのです。左のチーズの様に割れたようになるのは、ナイフを使って押すように切ったからです。ナイフに厚みがあるために、また他のハードチーズよりも水分が少なくしまっているので、チーズとチーズの間に摩擦がかかると、その力をチーズの柔らかさで吸収できなくて、このように割れた様な裂けた様な切り口になるのです。一方、ピアノ線ですと、細いために力が一点に集中するので抵抗も少なく、真っ直ぐにスパッときれいに切れるのです。

 

では、どちらのミモレットチーズの方が保存性がいいのでしょうか?

オールドミモレットチーズなどは超硬質タイプですので、真空包装をした方がいい(しても良い)チーズです。また、切り口の表面積は少ないほど空気に触れることも少なくなりますので、右側のように切り口が平らな方が保存や包装に適しているといえるでしょう。

しかし食べる時にはナイフで左側のチーズのように波打つよな切り方にして、つまんで食べた方が私はおいしいと思います。パルミジャーノも切るというよりも、少し切れ目を入れて、両手で割るようにして砕いて細かくした方が、よりおいしいと思います。ゴツゴツして表面積が多いと口の中で溶けやすく、うまみもすぐに感じるからかも知れません。

下の写真は実際にカットのときに使った道具です。左のチーズは、ナイフで。右のチーズは、ピアノ線のカッターでした。

 


ミモレットの表面のようす。