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10ユーロ分の硬貨があれば、券売機で切符が買えます。パリからシャルル・ド・ゴール空港までの乗車券



9月22日(2006)の夕方、フランシュコンテ地方でのチーズの取材を終えて日本に帰ることになっていました。パリ行きの汽車に乗り、終点のガール・ド・リヨン駅に着きました。ここで乗り換えて、シャルル・ド・ゴール空港に行く為に切符を買わなければなりません。しかし、ちょうど夕方のラッシュアワーで、窓口は長蛇の列が・・・。一体何時になったら切符を買えるのか見当がつかないほどです。そんな時にでも、自動券売機で買える様に10ユーロほどのコインを持っていることをお勧めしたいというのが、今回のお話です。


いろいろな大きさのユーロ硬貨。中でも1ユーロと2ユーロは貯めておくといざと言う時に便利です。

上は、ユーロのいろいろな硬貨の写真です。1.5円ほどの価値のある1セント硬貨や2セント、5セント硬貨は、茶色くてとても小さなコインです。全体が黄色の硬貨には、10セント、20セント、50セントの3種類があります。そして、券売機で使うのに便利な硬貨には、下の写真にあります1ユーロと2ユーロの2つがいいと思います。


1ユーロと2ユーロの硬貨。紙幣が使えない自動券売機で切符を買うときに便利です。

日本では、自動販売機や券売機では、全ての紙幣が使えることが当たり前などほど、機械工業の技術が進歩しています。でもフランスやイタリアなどの駅にある券売機は、性能があまりよくありません。そして、券売機がクレジットカード専用だったり、硬貨しか使えない券売機がほとんどなのです。また、硬貨と紙幣が使える券売機であっても、紙幣の読み取りがうまく出来ない場合が多いので、硬貨を持っていないと、切符が買えない事がよくあります。つまり券売機で切符を買う為には、硬貨を持っていることが必要なのです。

 

特に1ユーロと2ユーロの硬貨はほとんど全ての券売機で使えますので便利です。また、50セント以下のコインに比べて、財布に入れて持ち歩いてもかさばりません。帰国前だからとむやみに硬貨を使ってしまい財布にコインがないと、窓口で長蛇の列に並んで買うしか手段がないのです。では一体どれ位の金額の硬貨を持っているといいのでしょうか? 一人当たり10ユーロ分の硬貨があれば、長距離の切符以外はほとんど買うことが出来ます。(イタリアやフランスでは交通費がとても安い気がします。)ちなみに今回、パリのリヨン駅からシャルル・ド・ゴール空港までの切符は8ユーロほどでした。券売機を操作して最後にお金を入れようと財布を見ると、なんと二人で12ユーロ分の硬貨しか無くて大慌てで、大いに弱りました。結局は、券売機に並んでいる人の中からコインを持っているかどうか聞いて、その場でお願いして両替をしてもらい事無きを得ました。フランスやイタリアでは駅の構内で両替機を見かけることはほとんどありませんので、ぜひ財布には一人当たり10ユーロのコインを持っているようにすることをお勧めしたいと思います。


10ユーロ分の硬貨があれば、券売機で切符が買えます。パリからシャルル・ド・ゴール空港までの乗車券