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ヨーロッパ旅行の途中で買った要冷蔵の食品を日本に持ち帰る方法。



フランスでは、各地で開かれるマルシェ(朝市)で食料品を買う事が多いです。マルシェの魅力は、生産者から直接買う事が出来ることです。どんな人がどうやって作っているかが分かることは、安心につながります。でも、問題なのは、チーズにしても買う単位が500g以上と多かったり、あれこれといろいろと買ってしまうので、どうしても旅の間に食べ切れません。結局は、帰国前に捨ててしまい、もったいないことをしていました。そこで、今回はそうした食料品を日本に持ち帰る便利な方法を公開します。
 
まず、日本から持って行く持ち物です。クーラーバッグ(柔らかくてたためる素材製)1個と保冷剤(蓄冷剤)2個です。この2個がポイントです。この2個をかわりばんこに凍らせて使います。前日にホテルの人に頼んで、1つを凍らせてもらいます。それとクラーバックを持ってマルシェで買い物をします。要冷蔵の食料品はすぐクーラーバックに入れればOKです。そして、もう1つは、今晩泊まるホテルでまた凍らせてもらいます。その夜間は、今朝受け取った保冷剤を使えば、翌朝まで食品を冷やしておけるのです。これなら、ホテルの部屋に冷蔵庫がなくても、旅の間ずっと冷蔵することができるのです。(ご注意;牛乳などの特に低温保存が必要なものは、このやり方は無理だと思います。)

フランス各地で開かれるマルシェでは、個性的なチーズを買う事ができるので、ついつい帰国する時にもそのチーズが残ってしまいます。

さて、いよいよ帰国の日がやってきました。青いジェル状の保冷剤は、機内に持ち込むことができません。困りました。荷物を預ける直前まで、自分の保冷剤で冷やした後、搭乗します。最初の食事が終わる頃に客室乗務員の方にお願いをして、ドライアイスのパックをもらいます。ドライアイスパックは、素手で持ってはいけません。火傷に注意しましょう。

食事が終った時など客室乗務員の方が一息ついた頃にお願いするといいと思います。


そのままチーズの上に置くとチーズが凍ってしまうので、ドライアイスパックを新聞紙などでぐるぐる巻きます。下の写真の場合は、ペーパータオルの残りがあったので使いました。出来るだけぴっちりと巻きます。そうするとドライアイスがゆっくりと溶けますので、温度も低くなりすぎず、また長く持ちます。

ドライアイスを密閉すれば、溶ける速度は遅くなります。火傷に注意しましょう。

さらにその上を新聞紙で包んで、食品の上に載せて、クーラーバックを閉めます。(この写真は実際にパリから名古屋に帰る機内でやった時のものです。2008年8月17日)

私は自宅で皮を剥いてきたマンゴーなどのフルーツをこのバックに入れて、機内で食べています。機内食は、・・・・。

チーズや発酵バターなどは、肉製品と違って日本への持ち込みに検疫の検査などは不要です。こうすれば、現地で安く買ったおいしいチーズを日本にまで持ち帰ることができます。


ヨーロッパ旅行の途中で買った要冷蔵の食品を日本に持ち帰る方法。