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カマンベール村に向かいました。



8月15日の午後、宿泊先のリジュー(Lisieux)から車でカマンベール村に向かいました。昨日は風が強く曇りがちの天気でしたが、今日は快晴に近く湿度も低く、過ごし易い一日でした。

とても小さな村だけど美しいカマンベール村。

この先には、観光客向けのカマンベールのパネル展示と売店が併設した施設がありました。しかーし、よく観察すると大手カマンベールチーズの企業が運営しているようで、いろいろなメーカーのカマンベールが置いてありません。日本にも大量に輸入されているあのメーカーや系列のカマンベールチーズだけが店頭に並べられてました。カマンベールの発祥の地に来てまで日本のスーパーなどと同じチーズを見るとは、来た甲斐が無かったなぁとがっかりしました。


私と同じ年のデュランさん。

でも、私たちの目的は、一軒だけカマンベールを作っている農家の方を訪ねることでした。上の写真のデュランさんご夫婦がその方々です。アポイントなしにもかかわらず、いろいろとカマンベールの説明をしてくださいました。また、カマンベールチーズの製造の様子のビデオも見せていただきました。また、ここでは一般の方向けの見学も有料で行っています。詳しいパネルもあり、チーズを扱う者としても参考になる内容でした。

農家製のカマンベールの直営店。

上の写真が、デュランさんが経営するカマンベールチーズの直売店です。店の奥にチーズの製造する工房があり、この建物の裏側に牛の畜舎がありました。8月15日はフランスでは祝日なので、大勢の観光客の方たちがカマンベールチーズを買い来店していました。せっかくなので私たちも1個買いました。また、9月からここのチーズをパリのランジス市場経由で輸入していきたいと思います。

丘の牧草地でおいしそうに草を食べるノルマンド牛。

この店の裏側は、写真のように小高くなっていてその全てが牧草地になっています。カマンベールのチーズになるミルクを出す牛は、ノルマンドという品種などです。目の回りが黒いのが特徴です。夕方の搾乳を前に、おっぱいも相当大きくなっていました。風で草がそよぐ音しか聞こえない、とても静かな村でした。


カマンベール村に向かいました。