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NINO PARRUCCA ニーノ・パルッカの工房へやって来ました。(パレルモ市、シチリア島)



今回の旅の大きな目的の一つが、今チーズマーケットで輸入しているオリーブオイル入れを作っているニーノ・パルッカさんの工房を取材することでした。場所はパレルモ市内と空港の間にあります。(市街地からもタクシーで約25ユーロぐらいで行くことも出来ます。)それでは、中の様子をのぞいてみましょう。

集中してお仕事をされるその姿は、本当に美しいです。

工房は、大きく分けて、2つの部門がありました。まず、陶器を土から作る部門で、ここは男性の作業員の方が多くいらっしゃいました。次に上の写真のように出来た陶器に下絵を描き、それに色を塗る部門です。この部門はほとんどが女性でした。

太陽の絵を下書きしています。このあと別の方が、色を塗っていきます。

下絵を描く方は2人で、あとの12人ぐらいの女性はその下絵にお客さんの要望に合う色を付けていました。線や色が乱れないように、皆さん神経を集中しています。とても静かな空間でした。全て手書きなので、たくさんは作れません。しかし、出来上がった作品にはその分、ずっと眺めていても飽きない力があるなぁと思いました。

日本の小・中・高校の美術ではあり得ない配色。見ているだけで元気が出てきそうです。


工房に隣接した直売所には、今までに見たことの無い、ありとあらゆるキッチン関係の作品や、ポスト、ランプシェードといったインテリア用品の作品まで並んでいました。どの作品も学校の美術では習わなかった配色や素敵な色があって、素晴らしいなぁと思いました。ここに来れたのも、ハイスタンダードのオリーブオイルを生産している、カストロノーヴォ・ディ・シチリア村のアントニーノさんのお陰です。オリーブオイル入れの他にも、ニーノ・パルッカさんの作品を日本でも紹介できたらと思います。


NINO PARRUCCA ニーノ・パルッカの工房へやって来ました。(パレルモ市、シチリア島)