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眺望も素晴らしい塔の町、サンジミニャーノにやってきました。



５月１１日の今日は、トリュフの故郷であるサンミニアート村からレンタカーを返しにシエナに向かいました。途中にあるサンジミニャーノの町を見てみることにしました。

サンジミニャーノの郊外からの写真です。町が見えてきました。

上の写真は、町まであと数キロの郊外から見たサンジミニャーノの様子です。話には聞いていましたが、たくさんの塔が立っているのが良く見えます。この辺りはずっと葡萄畑が広がっていました。白ワインになるベルナッチャ種でしょうか？

いくつもの塔がその高さを競っていた時代があったそうです。


今日はとてもいい天気でした。明け方まで雨が降っていましたが、徐々に良くなりました。サンジミニャーノもそうですが、アメリカ人やドイツ人の観光客が目だって多かったです。私達のようにレンタカーで回ったり、団体バスで来ているようでした。また、イタリアの小中学校の生徒さん達も多く見学に来ていました。町の中心にある４つか５つある塔は、上の写真のように少し中心から離れた場所からみると全ての塔が一枚の写真に収まりました。

ベッチの塔。一般公開はしていません。


どうして、サンジミニャーノに行って見たかったかといいますと、それぞれの塔の管理をその塔に住む住人達が分担して費用を出し合っているとＢＳ放送の番組で聞いたからです。観光の見せ物ではなくて、居住する一部として管理していることに驚きを感じました。そうした人達が代々受け継いで今でも良い状態で塔がそびえているのです。古き良き時代の物を大切にするヨーロッパの人達の生き方に共感しました。
 　
中でも、上の写真のベッチの塔の隣に暮らす女性の方が素晴らしく素敵な顔をされていたので、会ってみたいなぁと思いました。もちろん、会うことは無理だと思いましたが、陰りの無いマリア様のようなお顔が印象的でしたので、そんな方が暮らす町とは一体どんな処なのかだけでも知りたいと思いました。来てみて本当に良かったです。ＴＶや写真だけでは、広さや奥行きや町の匂いや音は分かりません。やっぱり生（なま）がいいです。小高い丘に立つこの町からは、どの方向にも素晴らしい景色が遠くまで見渡せます。まさにパノラマです。今日は仕事を忘れて、いいお休みとなりました。


眺望も素晴らしい塔の町、サンジミニャーノにやってきました。