| TOP |  お買い物方法 |  イタリア・トスカーナ州のオリーブオイルと羊のチーズの旅日記 |

BUTIの近くの山道は、栗が獲り放題でした。(イタリア・BUTI 2007年10月)



10月21日(日)(2007)の朝、ピサから東に進み峠を越えました。下りの山道の両脇には、何台かの車が停まり、人々が袋を持って何かをしていました。よく見ると栗を拾っていたのでした。

BUTIへの山道の脇には栗が一杯落ちています。栗拾いにやってきた家族も見かけました。

面白そうなので、車を停めて栗を拾うことにしました。地面に目をやると、一面栗のいがいががたくさん落ちています。もう実が無いもの、ぱかっと口が開いて栗が見えているもの、まだ若くてとげとげの塊、そして数多くの緑や茶色い落ち葉がじゅうたんの様に広がっています。

くりはいがいががあるので、誰にでもすぐに見つけられます。完熟した栗は、靴で踏むと割れて栗が飛び出してきます。

栗を拾うのは、何十年ぶりでしょうか?わくわくしてきました。火箸は持っていないので、革靴の両足でいが栗を挟んで、開きました。十分に開いたら手で中の栗を取り出しました。10分ほど楽しみましたが、レジ袋1/3分ほどが獲れました。これから行くオリーブオイルの生産者のアンジェラさんにあげようと思います。こうして道草をして栗拾いを楽しんだ後、栗祭り会場のBUTIに着きました。

少し割れてきた栗は、簡単に取り出せます。

前回のお話で書ききれなかったことがあります。それは、その場で食事が出来るほかにいろいろな買い物もできることです。グラスワインにホカッチャ、パン、パスタやソーセージ、スープ、焼き栗など地元の食材を使ったおいしいお料理をテントを張った飲食コーナーで楽しめます。持ち帰りとしては、生の栗や栗の粉、新酒の地元の赤ワインもありました。

再び栗祭りの会場です。生の栗や焼き栗、そして栗の粉も売っていました。

「ワインを一本下さい。」と声を掛けると、下の写真のように大きなタンクからおじさんが瓶にワインを注いでくれました。ワインは軽くコルク栓をしてくれるので、飲食会場で少し飲んでから残ったワインだけを持ち帰ることも出来ます。若いワインなので糖度もあって甘いです。その分アルコールも少ないので、まるでぶどうジュースのような口当たりで美味しかったです。こういう醗酵時期のワインは、お祭りなどの時しか味わえないワインなので、お祭りを探して味わうといいと思います。

地元の新酒(ワイン)も一瓶、5ユーロで売られていました。やや甘口でとても美味しい赤ワインでした。

BUTIは、オリーブオイルも生産しているようですが、新しいオリーブオイルは11月以降になるようで、この日は有りませんでした。イタリア旅行に行く時、こうした各地のお祭りに行ってみたいのでしたら、「SAGRA(祭り)」というキーワードでネット検索すると、行く土地土地でのお祭りが見つかると思います。レンタカーでの旅は、こうした道草が出来るので、いろいろな出会いがあって充実した旅になります。今日も美味しい物を頂くことが出来ました。


BUTIの近くの山道は、栗が獲り放題でした。(イタリア・BUTI 2007年10月)