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アボガドの木と農場(アボガドの畑にやってきました。)



1月上旬(2006年)にオーストラリアのケアンズに行きました。亜熱帯のこの地域では、バナナやパイナップル、マンゴー、パパイヤなどいろいろな農産物が収穫できます。冷帯の北海道に住む私達には、想像もつかないほど暖かいこの地域は、太陽が一杯という憧れの土地の一つです。これから数回にわたり現地の農家を訪ねた時の様子をお伝えします。今回は、アボガドの木についてです。

一見、普通の平野に見えますが、標高は千メートルぐらいあります。

ケアンズから内陸へ車で1時間ぐらいの農業の町、ATHERTON。テーブルランドと呼ばれるこのアサートン町などの地域全体は、標高が千メートル前後あるようですが、しばらくすると、普通の低地にある平野にいるような気がしてきます。と言いますのも、遠くに見える山もこんもりとした小さい山に見え、目の前には広大な農地が果てしなく広がっているからです。幹線道路は広くて直線が長く続き、アップダウンも比較的少なく、まるで北海道の原野の走る道路のようでした。


1.農業道路を走っていると、右手に何やら桃の木のような畑が見えてきました。興味が沸いてきたので、早速車を留めて畑に走りました。


アボガドの木とレンタカー。

2.その木は、規則正しく植えられています。畑全体の大きさは、・・・・。 肉眼では先が見えないくらい広大です。


果てしなく続くアボガドの木

3.木に近づいて実が生っていないかと見てみるとありました。そうです、アボガドでした。


この木で高さ4mぐらいの大きさです。収穫を楽にするために高くしないのかも知れません。

4.実はこのように真緑色をしていて、とてもぐつごつして硬いです。まっ黒になってから食べておいしいと初めて発見した人は、すごいと思いました。


とても硬いアボガドの実です。

5.目が慣れてきたのか、良く見るとアボガドがたくさん生っていることが分かりました。


実が生っている枝の長さが印象的でした。

6.アボガドの実が生っている枝のようなものが、意外に長いことが特徴なのでしょうか?


この時期(1月)はここでは夏真っ盛りですが、収穫時期なんですね。

7.写真を撮っていると、突然水の音がしました。そうです、木の根元にスプリンクラーが1台ずつ設置されていたのです。現在は午後2時半ぐらいです。時間を決めて水をやっているようです。


スプリンクラーは、360度全ての方向に水を撒くことができます。

8.下の写真はアボガドの葉っぱの様子です。厚みもあり長広くしっかりとした葉をしていました。


私の広葉樹のイメージにぴったりの形をした葉でした。



(感想)みかんやりんごがどのように生っているかは見たことがありましたが、さすがにアボガドは、初めてでとてもいい機会でした。チーズマーケットの仕事をしてからは、このように畑や農家の仕事などにとても興味が沸いてきました。私達が口にする食品が、そもそもどのような畑や牧場で出来たものなのかを知ることは、食品を理解する上でまず必要な情報なのではと感じているからです。きれいに包装されて売られている以前の本来の姿をこれからも出来るだけ公開して行きたいと思います。

アボガドの木と農場(アボガドの畑にやってきました。)