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足掛け18年で住宅資金をほぼ用意出来た方法(チーズマーケット新築計画)



チーズマーケットを創めてからは本当にいろいろな人達と出会い、その結果私はとても幸せになりました。またこのHPを通して日本の遠方の人達とも知り合う事が出来ました。本当に感謝しています。これまでお世話になった恩返しの意味でも、私が知り得た情報を広くHP上で公開していきたいと考えています。ヨーロッパ各国のチーズ工場の取材から得られたチーズの話はもちろんの事、それ以外の人生の中で何かの時に役立つ話しも公開しようと思います。その話を知って少しでも何かのヒントになればとても幸せです。
 
ところで、人生の中で最も高価な買い物といえば、「家を建てる。」事です。この一大イベントで大きな節約が出来たら、その後の人生をとても楽に暮らせるのではないでしょうか。今回は、大きなローンを組まずに済んだ私の経験をお話したいと思います。

2006年8月までのチーズマーケットの店舗付住宅。元は喫茶店でした。


今からちょうど8年前の1998年の4月。上の写真にある今のチーズマーケットの店舗付住宅を現金で買いました。とはいっても普通の不動産売買ではありません。聞いた事がある方もいると思いますが、地方裁判所で執り行う「不動産競売」で落札したのでした。参加した理由は、不動産を安く手に入れられるからです。プロである不動産屋さんは、この競売でいろいろな物件をなるべく安く落札して、それを綺麗にリフォームしてから利益を乗せて販売します。つまりこの競売とは誰もが、「原価で不動産を買える市場」と言えるのです。その当時、もちろん私には入札の経験は有りませんでした。しかし、早速その勉強に取り組みました。もし2、3ヶ月間勉強しただけで、不動産が例えば300万円引きで買えたら、もうスーパーのチラシを見て卵80円を買いに行く必要が無くなるので、何と手っ取り早い話なんだろうかと大きなやる気が沸いたのでした。(どうやって落札したのかの方法は別の機会にお話したいと思います。)


私は、25歳から結婚した29歳までの4年間を東京都江戸川区立清新第二中学校に理科教諭として勤務していました。その4年間で500万円ほど貯金をしました。(特別な目的はありませんでしたが。)その後、結婚して貯金が一時300万円に減りましたが、次の勤務地の北海道紋別市立潮見中学校で3年間勤務している間に、貯金がまた500万円まで戻りました。それから教員を辞職して、帯広のグリュック王国で3ヶ月働いて辞め、次の年の3月までを家庭教師でつなぎながら、この貧乏生活の一年を乗り越えました。(この間にも根性で月々4万円を貯金しました。)翌年の4月から産休代替の臨時教員として働く事になり、一年間の期限付きで北海道桧山郡上ノ国町立湯ノ岱中学校で勤務しました。(この年で廃校。)その翌年もまたその翌年も函館市立東山小学校と七飯町立大中山中学校で1年ずつ期限付き教員をしながら、独立の為の貯金を続けました。この臨時教員の3年間で目標の1,000万円を貯金して、合わせて1,500万円が用意できました。これが36歳になった私の独立資金でした。(身分上借り入れる信用が無いと思ったので、銀行から借りようとは思いませんでした。)

この資金の一部で買ったのがこの店舗付住宅の物件だったのです。この不動産を持ったお陰で、これから先の月々の家賃が不要となりました。そして、いよいよチーズマーケットを興したのでした。事業を創めると何かと出費が増える中で、家賃が要らないことに助けられました。良かった最初のポイントは、自分が持てる小さな不動産を若い時に格安で手に入れたことでした。

次に良かったのは、チーズマーケットを会社組織にした事です。2年後に泣Aークトレードという会社を作りました。そして、その会社の代表取締役としてこの会社から給与を貰う形にしました。また、さらに良かったことがあります。この不動産の1階と3階部分を所有者の山本知史が泣Aークトレードに賃貸する契約にしたのでした。そうする事で、私は泣Aークトレードで働いた分の給与と月額10万円の家賃を泣Aークトレードから貰う事が出来たのです。これは良いアイデアだと思います。自分の不動産を手放すことなく、その不動産に住みながら・仕事で使いながら、その不動産が毎月10万円を産み出す事になったのです。

毎月の家賃は不要でしたが、それに甘えることなく私はその分を貯金しました。月8万円の家賃と考えて一年間で96万円の貯金をしました。そしてこの4月で8年が経ったので、合計768万円もの貯金が出来ました。一方、泣Aークトレードから貰った店舗の賃貸料は年間で120万円。8年間では、実に960万円にもなりました。こうして、この不動産を持ったお陰で1,728万円もの貯金が出来たのでした。(この時代は、貯金の利子がほどんと0だったので、それを元金にしていくつかの投資もしたので、合計額は更に増えました。)


この貯金の一部を使って、昨年栄オリさんの土地を買う事が出来ました。また、幸いな事に2月(2006)にこの不動産が売れました。私にたくさんの運用実績を残してくれたこの店舗付住宅が8年前に買った額を少し下回る程度の金額で売れたのです。この8月に引っ越した時にそのお金が入るので、新築費の一部に当てる見込みが出来ました。これで新築費のほとんどの金額を自己資金で賄えるようになったのです。

これまでの事をまとめて自分が良かったなと思う点は次のとおりです。
 
1.地道に貯金をしたこと。
2.早い段階で、不動産競売に参加して手の届く範囲の小さな不動産を安く手に入れた事。
3.不動産を持って、家賃が不要になった事。
4.不動産の一部を自分の会社に賃貸して賃貸料を得た事。と同時に自分もその不動産に住み、仕事でも使えた事。
5.その不動産が買った時の額程度で売れた事。
6.銀行からの借り入れをしなかった事。

不動産は、借りるよりも貸す側の方がいいに決まっています。一方で不動産は大金がないと買えないと思いがちです。しかし今回紹介した不動産競売なら、一例を挙げればワンルームマンションなら150万円程度で買える物件もあります。それをリフォームして毎月賃貸料を得る運用も可能です。また、貯金した資金を元にして株式投資や外国為替取引などを資産運用の手段として考える価値もあると思います。(生命保険会社や証券会社があんなに大きな自社ビルを所有しているということは、運用がうまかった事を意味しています。勉強すれば勝算はあるということです。)いずれにしましても、何事も人任せにせずに、自分で「勉強する」という構えが大切だと思います。とはいいましても、勉強するには時間が必要です。このことから「時は金なり。」という言葉が生まれたのかもしれません。つまり、「自由な時間が持てて、その時間を使って勉強すれば、その結果お金が生まれる。」というのが本当の意味かもしれません。私は独立して勤めを辞めたので、たくさんの自由な時間が持てました。まさにその時間で勉強をしてお金にしていったのだと思います。今回の経験からも私は、「勉強は、いろいろな可能性を生み出す最善の手段だ。」と確信しました。


足掛け18年で住宅資金をほぼ用意出来た方法(チーズマーケット新築計画)