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赤牛の乳で作られたパルミジャーノ・レッジャーノ・Razza Reggiana(イタリア)チーズの表面には、この様なラベルや刻印があります。



今回は、2007年8月にランジス市場から輸入した赤牛のパルミジャーノレッジャーノを360度ぐるっと全てをお見せします。チーズを撮影したのは、2008年7月23日です。

 

1.これが正面から見た写真です。中央にある焼印は、パルミジャーノレッジャーノであることを示しています。



その上にある「101」の数字は、このチーズを作っている生産者の番号を示しています。ネットで調べたところ、Luca Iottiさんと云う人がチーズ職人でこのパルミジャーノ・レッジャーノを作っているようです。生産者の名前と(住所)は、次のとおりです。C.V.P.A.R.R. Consorzio Valorizzazione Prodotti Antica Razza Reggiana(Via F.lli Rosselli, 41/2 42100 Coviolo Reggio Emilia)


上の写真の下の方に見える文字は、「GIU 05」とあります。このパルミジャーノ・レッジャーノが、2005年6月製造だと分かります。今日は、2008年7月23日なので、3年1か月が経っていることになります。

 

2.皆さんの立ち位置はこのままで、チーズを一番上の写真にある赤矢印の方向に動かせて行きます。この辺りの表面には、「PARMIGGIANO REGGIANO」という縦に刻まれた文字だけです。おっと中央部分には、「DOP」という刻印と「CONSORZIO」の刻印も見えます。左の写真の赤い部分の左が「DOP」で、右が「CONSORZIO」です。

 

3.さらにパルミジャーノ・レッジャーノを回すと、下の写真の様な刻印が見えます。



左から順に、「CONSORZIO」、「2005」、「TUTELA」、「DOP」です。刻印の位置ですが、上の写真の緑線が書かれた場所になります。

 

4.ここにも左から順に「CONSORZIO」、「2005」、「TUTELA」という刻印があります。ここまでは、一般的なパルミジャーノ・レッジャーノとの違いはありません。では、どこが違うのかと云いますと、チーズの側面ではなくて、上と底の部分に Razza Reggiana 特有の焼き印が押してあることなのです。


ではさっそく下の写真をご覧下さい。パルミジャーノ・レッジャーノ・Razza Reggiana の表面の焼印についての解説のページがありますので、はっきりした図柄はこちらからご覧いただけます。2頭の牛が、チーズを載せた荷車を引いている様子を表しています。赤→の図柄を拡大した写真を下に載せました。


まず下の→からです。「Razza Reggiana」という文字が見えます。


そして、上の→については、下の写真のようになっています。焼印をしてから3年以上も経過しているので、はっきりとは見えませんが、イメージはつかめます。


こうしたチーズの解説のページを作ることは、何と言っても自分自身が一番勉強になる良い機会だと思っています。時間をかけて一つのチーズと向き合うと、それまでは見えてこなかった事や湧いてこなかった疑問が出てきます。そして、もっと知りたいという欲求が生まれるのです。チーズという窓を通してこれからもいろいろな物を見つめて行きたいです。知識欲があるのは、物欲とは比べものにならない正に人生を豊かにしてくれる欲求だと思います。




赤牛の乳で作られたパルミジャーノ・レッジャーノ・Razza Reggiana(イタリア)チーズの表面には、この様なラベルや刻印があります。