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イタリア・ピエモンテとロンバルディア州のトリュフとチーズの旅日記



ピエモンテ州アルバで見せてもらった白トリュフ。強烈な香りがしました。倒れそうです。

 

このコーナーでは、年に4〜5回訪ねているヨーロッパ各地から、旅の様子を現地よりすぐにレポートしています。今回は、イタリアのピエモンテ州に秋・冬の味覚、白トリュフを探しに行きました、また、お隣のロンバルディア州では、ゴルゴンゾラのチーズの生産者を訪ねて、作り方などを学びました。その他に、各地のマルシェの様子もお伝えします。



イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記28

無事、日本に帰ってきました。これからバスで羽田に移動して、札幌に帰ります。
明日は、早朝から新千歳空港に行き、チーズの通関をして、午後には飲食店さん
への配達に出掛けます。とても長い一日になりそうで遣り甲斐があり楽しみです。10.19(14:20)
イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記27

世界中から白トリュフを求めてやってくる観光客。いろいろと楽しませてくれる国際的な町でした。


10月16日の午後4時、ALBA の広場でお祭りが開かれていました。中世の服装をした係りの人が、いろいろな遊びを提供しています。最初、釣り堀りかと思ったら、釣っているのはワインのボトルでした。竿先の糸には輪っかが付いていて、その輪っかをワインの首に通すと、めでたくそのワインがもらえるというものです。一回1EURという手軽さもあって、写真の様な奥様や大人が真剣に取り組んでいました。その他には、ダーツで振り子の様に揺れるサラミを狙い、当たるともらえるゲームや水車の動力でとうもろこしを引いてポレンタの粉にする装置など、どれも趣向が凝っていました。そういえば、TVゲームが無くても熱中できる遊びって昔はありましたね。10.16(19:10)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記26

昨年行ったウンブリア州と今年の4月に行ったマルケ州とトスカーナ州。これでイタリアの主要な白トリュフ産地を全て回りました。


10月16日の午後2時、ALBA に着きました。先週の土曜日に約束をしていた Alessandro に会う為です。これから輸入を始める為のいろいろな条件について話し合いました。最初に会った時に、すぐこの人にしようと決めました。冷蔵庫からいろいろな大きさのある白トリュフの中で特に大きいものを見せてくれました。美奈子店長が持っているので約350gです。こちらの現地価格でも、12万〜14万円ぐらいでしょうか?これほど大きな白トリュフの実物を持ったのは、初めてです。10.16(19:10)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記25

RINAさんと美奈子店長。会話の60%ぐらいは分かったような気がします。あっという間に時間が過ぎました。


10月16日の午前10時過ぎ、BRA に着きました。MERCERIA(洋裁屋さん)があったので、玄関で掃除をしている奥さんに、「 PACE のワッペンはありますか?」と聞いてから、ずっと立ち話をしました。気が付くと11時をゆうに回っていました。でも、このおばさんはとても良いことを言っていましたよ。人生を楽しむには、いろいろな人と話すことが大事だと。でも、最近のイタリアでは話も出来ない元気がない老人が多いと。エネルギーに満ち溢れ、80歳近くになってもこうして店を持って働いている。正に私のお手本になるような素晴らしい方でした。RINAさん、いつまでもお元気でね。10.16(18:50)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記24

美奈子店長とノッチョーラの木。近くで犬が吠えています。


10月16日の午前8時過ぎ、宿の近くを散歩すると、ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)らしい木があったので、近寄って確かめに行きました。枝や木の下に実がないかどうか調べると、・・・ありました。やっぱりそうです。栗の木と違い、幹が根っこ辺りから何本も伸びているのが特徴です。私はこれまでどんな木の実も余り好きでは無かったのですが、ヨーロッパで食べるそれらは、日本で売られているものとは明らかに味が違っていて、今まで食べていたのは何だったんだろうと驚きました。そして、今ではヨーロッパに来ると木の実を買うのがとても楽しみになりました。アーモンド、ピスタッキオ、ノーチ・・・。これら4つの木も実際に見ることができてよかったです。 10.16(18:30)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記23

安く白トリュフを食べるのなら、有名な白トリュフの町、Albaの郊外に行った方が良いかも知れません。


10月15日の午後8時、この旅で2度目の夕食をレストランで頂きました。でも、ちゃんとしたレストランは初めてです。と言うのも8時から食べるというのがとても遅くて不健康だからです。でも、ここのレストランはもちろん初めてだけど、何となく食べた方が良いと感じました。名前は、Dei Bersaglieriです。Albaの南20kmほどに位置する Lequio Berria という村にあります。ホテル代も安いです。一部屋が45EUR(素泊まり)とは、何ともありがたいです。浮いたお金で+18EURの白トリュフのパスタに変えてもらいました。隣のテーブルのモナコから来たおじさんおばさんたちも興味津々でこちらを見ています。何故ならテーブルの周りが、もう白トリュフの香ばしい香りで満ち溢れているからです。イタリアで生の白トリュフをレストランで食べたのは、初めてです。さっきのジェラート屋さんもそうですが、安い値段や料金で提供している店やホテルは、まず良い人に出会える確率が高い気がします。これは私達がこういう旅をもう10年近くやってきて思う一つの真理です。このレストランは、一回の旅で一度出会えるかどうかの素晴らしいレストランでした。急きょ、連泊して今晩もここで食事をすることに決めました。 10.16(7:30)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記22

Albaの市街地で見つけたおいしいジェラート屋さん、Sacchero。奥さんがとても可愛いです。


10月15日の午後3時、Albaに移動しました。札幌のコックさんたちに頼まれていた買い物をする為に、商店街を歩きました。私は滅多に間食はしませんが、この店の前は素通り出来ませんでした。40歳ぐらいの奥さんの笑顔が素敵で、健康そうだったので、惹かれました。ジェラートのどれも美味しそうです。また、2種類で1.8EURは、安いです。苺とノッチョーラにしました。これを食べる美奈子店長の顔も輝いています。二人で1個で十分に満足しました。10.16(7:00)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記21

やっと生産者直売の店が見つかりました。


10月15日の朝、Astiの南東に位置するNIZZA MONFERRATO のメルカートに行きました。ここの朝市は素晴らしいです。行った方がいいですよ。フランスでは当たり前の農家が自分で作った野菜を売っていたり、チーズを作っている人が直接販売している店があるのです。写真のビアンカさんは、牛と羊とやぎを少しずつ飼っているそうで、トーマ、プリモサーレ、ストラッキーノ、青かびのチーズ、モッツァレラなどいろいろと作っています。特にモッツァレラは、牛乳とやぎ乳を原材料にして作っていて、とても興味が沸きました。さっそく買って、お昼ごはんはピクニックしました。こういうチーズを知れば、食べ物の深い世界をどんどん知りたくなります。10.16(7:00)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記20

ノートパソコン、GPS、マイクとイヤホン、ホテルリストは、ヨーロッパへの個人旅行には欠かせません。


最近のイタリアやフランスの旅では、宿は基本的に前夜か当日の朝にネットで取ります。人に会うのが目的なので、日時を柔軟に対応する為です。安い宿が無い場合には、インフォメーションセンターでもらったホテルリストを見てから、スカイプで電話をかけます。そうです!会話力が試されます。ようやくこの旅ぐらいから、イタリア語で予約が出来る様になり嬉しいです。宿泊日、部屋数、人数、到着予定時間、wifiの有無、有料か無料か、朝食込みの値段かどうか・・・などを話して聞ける様になりました。旅先ではいつもイタリア語の練習だと思い、誰にでもどんどん話しかけたり、電話を掛けます。予約が出来たら次にホテルの位置をカーナビZ(GPS)にセットします。今日はアルバの西にある町、ブラなどを回ります。10.15(6:00)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記19

ルイージとサマンタとラッファエロ。みんなとても親切です。


10月13(水)の午後5時、GALLARATE にある取引先の運送会社を訪ねました。4年ぶりです。ルイージとサマンタには、日頃からメールで輸入に必要な書類などを送ってもらっています。特にルイージには、私達が出会った新しい生産者との通訳をしてもらっています。この日も昨日までに会ったゴルゴンゾラの生産者について連絡しました。あの8月にAOSTA で出会ったイヴさんにも連絡をしてもらう様にお願いしました。今回の旅の成果が形になりそうです。 10.14(9:00)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記18

大奥さんという感じの人でした。どっしりとした姿勢が素敵です。


10月12(火)の午後3時、この工場のマスカルポーネを買おうと、直売店に入ろうとすると、マリアさんのお母さんらしき奥さんが、寄って来てくれました。見るからに穏やかで、幸せな人生だったという感じが漂っています。このマスカルポーネは、10日しかもたないので輸入は無理です。どんな味なのか?興味津々です。どれくらい欲しいのか?ときかれて、大きなスプーン一杯ほどと答えると、何とチーズを包む紙にぽたっと載せて、それを包んで渡してくれました。「えっ?」そうです、流れるような柔らかさではなく、ぼたっとしているのです。食べると濃厚なクリームの味がしました。ホテルに帰ってから、グリッシーニですくって一緒に食べました。美味しいものを食べたいという欲求は、限りがありません。 10.13(7:45)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記17

作業をしている人は、ほとんどが男性でした。みなさん清潔な身なりです。


10月12(火)の午後2時、この工場の中に入れてもらい、製造工程を見学しました。写真の工程は、ゴルゴンゾラの外皮を塩水で洗う場面です。12kgあるゴルゴンゾラを一度に2つ洗うことが出来ます。週に一度洗い、ドルチェで60日間、ピカンテで100日間熟成して出荷します。工場の中の特に熟成庫では、発酵する時に出る良い香りで溢れています。マリアさんの息子は、何と今日本に行っているそうで、帰国後に返事を頂く事になりました。 10.13(7:30)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記16

マリアさんと美奈子店長。このメーカーも100年以上もの歴史があります。


10月12(火)の朝10時半頃、NOVARA まで北上しました。近郊にある中規模のゴルゴンゾーラのメーカーを訪ねました。日本に居る時に、美奈子店長がこの地域のメーカーについて調べてくれました。私がその中で行ってみたいメーカーをホームページを閲覧して選びました。午後2時に再び訪れると、工場の中を案内してくれました。久しぶりに良い香りのする工場でした。 10.13(7:00)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記15

新しい時代を引き継ぐマルコさん。若い力が期待されています。


10月12(火)の朝8時半、大手のゴルゴンゾーラのメーカーを訪ねました。パルマで2年に一度開かれる食品見本市(CIBUS)にも出ているメーカーです。残念ながらもう既に日本に取引先があるとのことで、私達にはチーズを輸出することは難しいという返事でした。残念でしたが、いい事もあります。こういう説明もイタリア語で聞くことが出来たので、より聞く力が身に付きます。勉強って本当に素晴らしいです。やって損することは決して無いし、身に付けたら失わないし、可能性は広がるし・・・。10分ほどお話をして次の工場に向かいました。 10.13(7:00)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記14

ルーカさんご一家。この家族は5代目で、合計200年以上もゴルゴンゾーラを作っています。


10月11(月)の午後3時頃、ついにロンバルディア州に入りました。OZZERO 町にある200年以上もゴルゴンゾーラを作っているご家族に会いに行きました。ルーカさんご一家で、奥さんのパトリッツィアと娘のマルティナちゃん11歳です。突然の訪問にも関わらず、歓迎してくれました。日本への輸出はしたことがないそうなので、いろいろな条件などを話し合いました。また、配送などの関係でコストを低くする為、ルーカさんは知り合いの人に電話を掛けて紹介してくれるなど有り難い事ばかりでした。この仕事をしているといい人からいい人への見えない鎖があって、どんどんつながっていくことを度々目にします。私もチーズマーケットが最短80歳まで(延べ44年間)出来るように人を大切にして続けていきます。小さいからこそ目が行き届き、美味しさが保たれたらこそ、200年以上も続いたんだと思います。10.12(21:54)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記13

はちみつ屋のピエールさん。一杯買ったらまた安くしてくれました。


10月11(月)の昼頃、バジリカータのパオラの店に寄る前にはちみつを売っているおじさんが居たので寄りました。すると透明に近い薄黄色のアカシアのはちみつが目に入りました。値段を見てまたびっくり!フランスよりもさらに三割以上安いのです。また、はちみつの蓋を開けずに吸い上げられるポンプもあったので買いました。業務用に一缶25kg入りのはちみつもあるということだったので、後から連絡をして輸入できればと思いました。今、チーズマーケットで売っている広島産のはちみつもよく売れています。やっぱり良い物を安く売っているピエールさんは、素晴らしい人です。私もがんばります。アレッサンドリアのメルカートに来て、本当に良かったです。10.12(21:34)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記12

アレッサンドリア市内の公園で出会ったパオラとジュゼッペさん。遠くバジリカータ州からやってきました。


10月11(月)の昼頃、ALESSANDORIA のメルカートを見た後で、近くの公園に黄色いテントを張った店が4軒ほどあったので、覗いてみました。オリーブオイルがあったので、話を聞くとピエモンテ州産ではなくて、バジリカータ州(BASILICATA)産だと教えてくれました。「えっ?あのイタリアの南端の?」と一瞬考え込みました。「どうしてここに居るの?」とパオラさん聞くと、「夫が仕事で来ているので、その関係でここで露店を出しているの。」と。 チーズマーケットで輸入しているニコラの住む町、プーリア州のターラントに近いです。いつかは、バジリカータ州に行きたいと思っていたら、北イタリアでこんな素敵な生産者に出会えました。オーガニックでオリーブや苺、レモン、オレンジ、いちじく、アーモンドなどを作り、家族で加工しているそうです。苺ジャムも食べましたが、本当に風味が強くてびっくりしました。オリーブオイルも買ったので、帰ったらコック仲間にも味見してもらいたいです。私達が今探していたものが、この小さな店にはたくさんありました。小さいって素敵です。新婚さんのパオラとジュゼッペさん。どうぞ長くお幸せに!10.12(21:04)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記11

アレッサンドリア市内のメールカートで旬のポルチーニを売る男性。


10月11(月)の朝、ALESSANDORIA のメルカートに行きました。これからロンバルディア州に入り、午後からゴルゴンゾーラの工場を訪ねるのですが、午後3時過ぎでないと、工場に誰も人が居ないこともあり、時間調整の意味もあって寄りました。10月のイタリアと言えば、ポルチーニです。ここでも売っていました。この店では、ポルチーニを縦に切って、中の様子がお客さんに分かるようにしていました。それを見るとどういうのが、いいポルチーニなのかが良く理解できました。白くて、虫食いが無くて、傘の部分が2色にはっきりと分かれて見えることなどです。昨日、料理したポルチーニは、少しこの理想とは違っていることも分かりました。10.12(21:04)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記10

montiglio のトリュフ祭りの昼食。美奈子店長は、トリュフの香りにうっとりしています。


10月10(日)の白トリュフ会場での昼食の様子です。私は、赤のグラスワインも飲みました。トリュフは、前菜のやぎのフレッシュチーズの上とラビオリにかけてあります。2種類のサラミとカポナータの様な豆とオリーブとクルミの前菜も美味しかったです。10.12(8:35)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記9

montiglio のトリュフ祭りの昼食会場。大勢の人が詰め掛けていました。


10月10(日)の昼食は、Montiglio Monferrato の白トリュフ祭り会場で食べました。どれも美味しくて安いです。美奈子店長は、前菜とパスタ。私は前菜と肉を食べました。長テーブルと椅子に知らない人同士が座り、お喋りをしながら楽しく食べています。これがヨーロッパらしいところです。日本ならきっと4人掛けのテーブルを用意するだろうし、そこに2人しか座っていなくても合い席で座ろうとしたがらいないし、座っても楽しく会話が出来る人は、少ないじゃないのかなぁー。私は、こうした経験をたくさん積めたことで、すっかり他人との高い壁がぐぐっと低くなりました。そうしていかないといつまで経っても美味しく食べられないし、何と言ってもいつまでも楽しめない心のままになっるから。10.12(7:35)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記8

おいしい葡萄を持つ美奈子店長。旅先でのお料理もまた楽しみの一つです。毎日、とても元気です。


10月10(日)の夕食は、宿の台所で料理をしました。秋のイタリアの味覚は、何と言ってもポルチーニです。日本では高くて食べられないし、大体お金があっても買えません・・・^^)。今朝のメルカートで、600円ほどのポルチーニを買い、水で洗いナイフで汚れや痛んだ部分を取り除いて、オリーブオイルで焼きました。その他には、サルシッチャ(生ソーセージ)と茄子、ズッキーニもこんがりと焼きました。これらを茹でたばかりのパスタに載せて、オリーブオイルと塩・こしょうで味を調えて、美味しく頂きました。1本3.8EURのモスカートのスプマンテ(6.5%)の甘口も飲みました。イタリアでキッチン付きの宿をネット検索で探すのは難しいですが、こうして偶然にもキッチン付きの宿に当たると、まずは料理を楽しみます。寒い秋のイタリアで温かい食事が食べられるのは、本当にありがたいです。ちなみにこの宿は、朝食付きで一人当り35EUR(約4,200円)でした。10.11(7:20)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記7

リーノさんとお兄さん。携帯電話番号を交換しました。


10月10(日)の朝、ASTIの北にある小さな町、Montiglio Monferrato に行きました。白トリュフ祭りが開かれています。メルカートもあり、いろいろな農産物もありました。ポルチーニやはちみつ、マルメラータ。大好きなノッチョーラやアーモンドの焼き菓子もあります。ある通りでは、白トリュフの専門店が並んでいました。その中で、何頭かのトリュフ犬と一緒に写った写真を飾ってあったおじさんの店で話をしました。私達について書かれた紙を渡すと二人で読んでくれました。時間がある時に、諸条件について話をしたいと申し出ました。次の土曜日に会う約束をして、別れました。いい白トリュフが手に入りそうです。10.11(6:30)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記6

とても大きな白トリュフを発見!どの店もドームをかぶせて、香りを保っています。


白トリュフを売る店はいろいろとありました。生以外にトリュフ入りパスタやトリュフ入りはちみつなどの製品など手広くやっている店もあれば、自身がトリュフハンターで、自分で採って来た生の白トリュフを売る個人の店の多く出ています。いろいろな人と話をしながら、今後の輸入相手を探しました。上の写真の店の白トリュフはとても大きくて、取材のTVカメラも撮っていました。見た感じ、とても高そうです。10.11(6:30)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記5

ピエモンテ州と言えば、ASTIやバローロなど有名なワイン産地が多いです。数え切れないくらいの種類のワインが並んでいます。


この白トリュフ祭りでは、入場料の他にあと6EUR払うと試飲用のグラスがもらえて、それを首からぶら下げて、店々を回りながらワインが飲めます。この写真の長いカウンターでも数え切れないほどのワインが並んでいます。観光客にとっては、一度にいろいろな味を楽しめて大人気です。私も以前、山梨の勝沼ワイン祭りに行った経験がありますが、止まらなくなって思いっきり酔っ払ってしまうのです。(とても楽しかったです。)今日は運転をしなくてはならないで、一滴も飲みませんでしたが、楽しそうな人たちの顔を見て満足です。ワイン好きにはたまらない祭りですよ。10.11(6:20)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記4

アルバの白トリュフ祭り会場で、ピザを食べる美奈子店長。回りにはワインを飲みあるいた人が大きな声で話しています。


あっという間に1時を過ぎました。この白トリュフ祭り会場では、食事も出来ます。目玉焼きに白トリュフのスライスを載せた物や白トリュフが載ったパスタ、チーズとサラミの前菜など、ワインに合いそうで美味しそうなものばかりでした。この立ち席とテントの外にテーブル席もあります。私達は、今日はトリュフは食べないで一旦外に出てピザを買いに行きました。10.11(6:20)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記3

アルバの白トリュフ祭り会場です。とても大きなテントで出来ています。


いよいよ中に入りました。その様子がこの写真です。白トリュフはもちろん、黒トリュフもあります。他にはいろいろなトリュフ製品の瓶物、チーズ、サラミ、生ハム、ワイン、ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)のケーキ、チョコレートなどもあります。ほとんどの店で味見を出していて店の人との会話は、英語やドイツ語、オランダ語、スペイン語も耳にするので、世界中の人々がトリュフの魅力に引き寄せられていることを実感します。まずはじっくりと見て回りたいです。この土日は一日中やっていますので、先に閉まるメルカート見た方が良かったです。10.11(6:00)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記2

アルバの町中の狭い通りに立つメルカートの店。横断幕には、トリュフ市が立つ事が書かれています。


80回目を迎えた今年のアルバの白トリュフ祭り。街中の通りはどこも狭くて、おまけにメルカート(朝市)が開かれていて、なかなか前に進めません。ようやく横断幕を見つけて、白トリュフ市の会場まで辿り着きました。ここも外国人観光客も多く、会場へ入るにも長蛇の列。入場料の2EURを払います。同じ日なら何度でも出入り自由です。入り口で並んでいると、もう白トリュフの香りがしてきました。いい香りです。興奮してきました。10.11(5:50)

イタリア・ピエモンテ州の白トリュフとチーズの旅日記1

アルバのトリュフ専門店の作業場を見る美奈子店長。


10月9日の朝9時、パリ・シャルルドゴール空港からトリノ空港に着きました。レンタカーを借りて、南東に約100km走り、ようやく白トリュフの里、ALBAに11時ごろ到着。今日はトリュフ祭りの他にメルカート(朝市)も開かれていて、大勢の人で賑わっています。そんな中、あるトリュフ専門店で仕事で来た事を伝えると、地下の作業場に案内してくれました。ジョバンニさんがトリュフの選別とブラシとナイフを使っての掃除をしている様子を見せてもらいました。値段を聞くとキロ当り1,200EURから3,000EURとばらばらでした。大きさや形、香り、断面の美しさなどで値段が変わり、また日々値段も変わるそうです。10.11(5:30)


イタリア・ピエモンテとロンバルディア州のトリュフとチーズの旅日記