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フランス・Lot 地方のやぎのチーズ、ロカマドールAOCの旅日記(2011年6月)




フランス・Lot 地方のチーズ旅日記25

無事、パリCDG空港の手荷物検査を通過したやぎのチーズ。ラウンジでは冷えた飲み物を沿えて、チーズを冷やします。

6月20(月)午後4時過ぎ、無事にあのチーズが手荷物検査を通過しました。柔らかいチーズだったので少し心配でしたが。保冷バッグに冷えた飲み物を添えて、いい状態を保ちたいと思います。これから、JL406便で成田に向かい、機内でチーズを食べようと思います。今回の旅でもたくさんの素晴らしい人達に出会えました。そして、親切にされることが多かったです。自分が変わっていくのが、面白いほど良く分かります。6.20(17:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記24

チーズマーケット担当のカメルさん。見た通りまっすぐな人です。彼のお陰でいいチーズが輸入できています。

6月20(月)の朝、いよいよランジス市場に行きました。事前に注文していたチーズの他に見て選びたいチーズもありました。ラングル、ロカマドール、ガレ、トメット・デ・コルビエール、オッソイラティー・フェルミエ、ガプロン・フェルミエ、サンネクテール・フェルミエ、そして新入荷のル・カレ・デュ・ビナージュがあります。これら全てのチーズも明後日からのネット注文でお受けできます。とても充実した内容だと思います。どうぞお楽しみに。6.20(13:50)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記23

Lot県で買ったりもらったやぎのチーズを保冷バックに入れて、パリまでやってきました。

6月19(日)の夜9時、パリ・ORLY空港に近くのホテルで夕食を食べ終えました。まだ、空はとても明るいですが、そろそろ寝る準備です。やぎのチーズの保管についてですが、私達が利用する部屋だと冷蔵庫が無いことが多いです。そんな時、チーズを入れた保冷バックに紐を付けて、窓からぶら下げて外に置くのがいいです。6月でも日中はとても暑くなりますが、夜は10℃近くまで下がるので、部屋に置くよりもいいです。その他には、ジプロックを持参してからバーで氷をもらう事と明日様に保冷剤を冷凍してもらうこと。そして、前日に冷凍してもらった保冷剤があれば、さらにいい状態でチーズの保存が可能です。さて、明日のJAL406便のチェックイン時の手荷物検査で引っかからなければ、機内に持ち込めます。念のため、一つはスーツケースに入れて受託手荷物にしてリスクを分散しようと思います。いくらチーズでも柔らかいカマンベールなどは没収されたことがあるので、今回のやぎのチーズはどうなるのか?とても楽しみです。 6.19(21:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記22

毎日やっているピクニック。カラッとしたいい天気で気持ちいいです。手に持っているのは、牛乳瓶で牛の絵があしらわれています。可愛いので日本に持って帰ります。

6月18(土)の午前11時過ぎ、CAHORS のマルシェに行きました。都会らしくすぐ食べられるようないろいろな惣菜や菓子パンなどが売られていました。お昼は、オーガニックの生乳の牛乳とプリンを食べたかったので、小道の脇に車を留めて、ピクニックにしました。これまでにマルシェで買ったチーズは、全てやぎ乳製で、私は、一週間でロカマドールだけでも10個以上は食べました。それを可能にするのは、こうして買ってすぐに食べるピクニックをするからです。レストランでの食事は一日一回だけで、朝食もホテルの部屋で自分達で用意して食べます。今回は、さくらんぼ、いわゆる焼き豚、チーズ、バゲット、ピクルス、トマト、牛乳とミネラルウオーター、そして、プリンとケーキでした。食べ終わるのに約40分はかかるほど充実した内容です。どれもとてもおいしい! でも、安いです、とても。^^) 6.19(9:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記21

やぎの体温を感じる搾りたてのミルク。こんな貴重なものを私達に差し出してくれるなんて!

6月17(金)の午後7時、搾乳している途中で、お父さんのロジェさんが、やぎの乳房を手で持って、ミルクを搾ってくれました。泡が立っていて温かいです。飲んでみるとやぎ独特のけもの臭は全くありません! とてもおいしいです。今まで飲んだ中で一番おいしいと思いました。搾りたてはこんなにも雑味・臭いがないのですが、時間と共に味が変わったり臭いが出てくるのです。だから、チーズを作る時も出来るだけ、搾乳後すばやく作業をすればよりおいしいチーズが出来るんだなぁと思いました。いい経験をさせて頂きました。6.19(9:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記20

角があるやぎを飼っているレイモンドさん。

6月17(金)の午後6時、SOUILLAC の南にあるやぎのチーズを作る農家を訪ねました。レイモンドさんが、朝行った SOUILLAC のマルシェで店を開いていました。そして、そこにあった農場の写真を見ると、やぎを外に出している事と角がある事に共感しました。約100頭のやぎは、茶色いアルピーノ種と白いザーネン種です。みな角があり、時々角を突き合わせる音が畜舎にこだまします。畜舎から外に出られるようになっていて、雑木林が広がります。こういう環境ならやぎも幸せだと思いました。お父さんロジェさんと息子のフィリップと三人でやぎを育てて、チーズを作って、販売しています。今回のLot 県の中では、彼らのように飼育をしている農家は、他に居ませんでした。やぎが小さい内に角を焼き切り、一年中狭い畜舎の中で飼うのが一般的です。ロジェさん達のチーズを買うことが出来るかどうか、ランジス市場のイヴさんに頼んでみたいと思います。6.19(8:50)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記19

とてもかわいらしい御婆さんが、フランボワーズを売っていました。

6月17(金)の午前9時、SOUILLAC のマルシェに行くと、とっても小さくてかわいいなお婆さんが店を出していました。18話のお爺さんの隣です。彼女は、フランボワーズを売っていました。在り得ないくらい安いです。2EURで、普通の八百屋さんの4倍くらい入っています。1時間後に行ったら売り切れていたほど、お客さんがその価値を良く知っています。私がマルシェでやる事は、ただ商品を見るのではなく、売っている人を第一に観察します。特にこうした高齢者で活躍している方がいらっしゃると心が踊ります。「どうしたらこういう風に成れるのか」と考えます。健康状態や人柄やいろいろなことを思いながら。そしてやっぱり、肥っていては、こうして高齢で働いている人は少ないなぁと感じます。あのお爺さんとこのお婆さんが会話している光景を目にした私は、心に染みました。お二人ともどうかいつまでのお元気で居てくださいね。6.18(21:30)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記18

身長150cmぐらいの小さなおじいちゃん。御伽噺にでも出てきそうな可愛いおじいちゃんが、さくらんぼと薪釜で焼いたパンを売っていました。

6月17(金)の午前9時、SOUILLAC のマルシェに行くと、とっても小さくてかわいいなお爺さんが店を出していました。おとぎ話に出て来そうな感じです。美奈子店長が言うには、セーターも前と後ろが逆さまのまま家を出てきたみたいです。そして、おいしそうで大きなパンが2EUR、さくらんぼも2.5EUR(1ケース;1KG弱入り)と驚くほど安いです。近くにいるお客さんが、値段をチョークで書いてあげたりと、手助けしています。でも、本人は現役バリバリと思っているのかもしれません。こんなお年寄りが、多くの人に重宝がられて活躍できる場所を持っていることが、とても素晴らしいし、うらやましい事だと思いました。私も80歳でチーズマーケットをやっていたら、これ位の老人力が身に付いているのかなぁと想像しながら、さくらんぼを買いました。6.18(21:30)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記17

4頭の警察犬と4人の訓練士に盛大な拍手が送られました。

6月16(木)の午後3時、GRAMAT にある警察犬学校の発表会を見に行きました。午前中にオフィス・ド・ツーリズモに行ったら、このショーがあることを教えてくれました。平日のこんな時間にもかかわらず、会場には約100人ほどが見物に来ていました。フランス人って、時間が有って素敵!と感じました。警察犬が走っていくつもの障害物を越えるトレーニングの様子や拳銃や麻薬を車の中から探すことや10人が並ぶ列の中から臭いで判断して犯人を当てることなどがありました。写真は、拳銃を乱射する犯人役の訓練士に噛みつく警察犬です。私は、初めて身近で聞く銃声に、とても驚きましたが、警察犬は怯むことなく合図と共に犯人に突進していきました。1時間ほどのショーは、とても充実した内容でした。もちろん私達がこういう警察犬のショーを見るのは初めてのことでした。 国会議員の給料はもっともっと安くして、こういう社会の役に立つ事に予算を配分して欲しいと思いました。客席の後ろには、ソフトドリンクを売る店を設けたり、パネル展示コーナーの脇には、Tシャツや帽子やワッペンなどの直売店もあって、なかなか商魂たくましい公務員達でした。応援する意味で私達も買いました。犬が好きなんです!6.18(21:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記16

ロカマドール64個の出来上がり!これから、6日ほどで食べられるようになります。

6月16(木)の朝10時、再び、MARIE CLAIRE さんのチーズ工房を訪ねました。今日は実際にロカマドールを作る様子を見せてもらえます。搾乳してから3日が経ったカードに塩を混ぜたものを写真のような金属製の型枠に手で一つずつ入れて、最後にへらで平らにならしてから、そおっと型枠を引き上げると、ロカマドールが出来ます。この後毎日チーズの表と裏をひっくり返して、6日間の熟成で出荷できます。つまり、搾乳日から合計10日間で完成します。今まで見てきたやぎのチーズ作りの中では、最も手が掛からない方法だと思います。といっても美味しくないわけではありません。^^)6.18(20:50)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記15

クリスティーナさんが作るかわいいやぎのチーズ。赤色はパプリカです。

6月17(金)の朝、SOUILLAC の北にあるロカマドールのやぎのチーズを作る JEAN-LOUIS さんのチーズ工房を訪ねました。チーズマーケットでここのロカマドールを何度か輸入したことがあったので、行ってみました。ここで30年チーズも作っているクリスティーナさんが、チーズの表面に灰やパプリカで絵をあしらう作業の様子を見せてもらいました。主にクリスマスシーズンなどに、お客さんから頼まれることが多いようです。「こうしたロカマドール以外の3種類のチーズもランジス市場に送るわ。」と言ってくれたので、ぜひこんなにもかわいいチーズを近々仕入れたいと思います。これらをお土産にもらったので、早速お昼をピクニックにして、パンと一緒に食べました。とてもフレッシュで柔らかく、いい香りがしました。6.17(13:30)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記14

NICOLE ET PIM さんのホテル・レストラン。ピムはいい奴です。

6月16(木)のお昼は、HOTEL RESUTAURANT LE LIMARGUE に決めていました。と言うのも、前日このホテルにチェックインした時に出会った背の高いオランダ人のPIMさんの笑顔とお客を迎える姿勢が素晴らしかったからです。それと昼のメニュが12.50EURで、お手頃だったことも。そして、テーブルに案内されて、また驚くことがありました。何とテーブルの上に既にミネラルウォーターと赤ワインの入ったピッチャーが置かれていたからです。これらも料金に含まれていたのです。献立は、お代わり自由の野菜のスープ、前菜の盛り合わせ(テリーヌ、リエット、サラミ、にんじんとレタス、ピクスル)、メインが豚肉とトマトソースのショートパスタ、チーズの盛り合わせ、チョコレートムースの5皿もあります。これでは、ぜんぜん儲けが無いんじゃないかと心配になります。フランスでは、水道水は無料ですが、1リットルのミネラルウォーターを頼むと、4〜5EUR、1/4(250ml)赤ワインは、2〜3.5EURです。こうした商品の利益を放棄しているとは驚きです。なるほど、お客さんは常連らしき道路や建物の工事をする男性労働者が多く、彼らを満足する量と味であることが分かります。この日の来店者は、30人超。メニュは、日替わりのこれだけですが、誰もが食べられるような献立になっています。こういう店、いやこういう哲学を持った人間に出会えたことに感謝したいです。PIMさん達は、お金は余り得られないかもしれないけれど、お金のかかる化粧や整形手術では得られない素晴らしい笑顔を持ち、そんな彼らの魅力に引き寄せられるたくさんの人達を得ているから、十分に幸せな人生に成っているんだと思います。私もたくさんのお金を得るより、人を得る方が良いと思っています。また、来たい店が増えました。^^)6.17(7:25)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記13

午後4時からの開店を店の前で待っていました。

6月14(火)の午後、オーヴェルニュ地方に近い西側のLot県にいました。約2年前に行った SALERS の近くの町、ANGLARDS-DE-SALERS のパン屋さんの事を思い出して、急に行ってみたくなりました。と言うのもここで作られているサブレが、ともて美味しいのです。値段も 7.0EUR/Kg と良心的で、御高くしない哲学が好きです。1963年創業なので、おそらく今は2代目なんだと思います。こういうサブレは、多くの人が集まる空港やその他の店では売られていません。欲しい人は、わざわざ店まで来て買わなくてはなりません、本当に美味しいものを手に入れることって、こういう不便さを伴うと思います。でも、それを解決?しようと、いつでも誰でも何処でも簡単に買える様にしたサブレは、味や品質も大きく違ってきます。何故なら、大量生産をせざるをえなくなるし、他人・他店に売ってもらうために、彼らの分の利益を上乗せする必要もあります。すると、値段を上げたり、或いは同じ値段に据え置く為に、原材料の質を落とす事になってしまい、自分の店でだけ売っていた時の品質・値段が保てなくなるのです。また、利益最優先の為、ロスを無くそうと、消費期限を偽った食品会社は日本でも数多くありました。今後もそういう会社が無くなることはないでしょう。だから、私達はTVで宣伝していたり、取り上げられる食べ物や空港などで広く売られている食べ物やお土産を買わない・口にしないだけでも、随分と質の高い食生活を送られて、と同時に出費も抑えられると確信しています。この店もいくら美味しいからって、拡大路線に乗らないようにと願っています。やっぱり家族のことを思い、良い材料を使い、手間隙を惜しまない母親の作る食べ物に勝るものは、そうそうありませんから。また、何年かあとに来た時にこのパン屋さんのサブレが、変わらない美味しさが続いていたら、とても素晴らしいと思います。6.16(9:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記12

親子でやぎのチーズとヨーグルトを作っています。

6月14(火)の朝10時、Maurs から北西に12kmほど先にあるカベクーのチーズを作っている農家を訪ねました。12(日)にロカマドールのチーズ祭りで出会って、会う約束をしていました。ここのチーズやヨーグルトは、パリ・ランジス市場にも出荷されていて、私達も何度か目にしていました。イヴさんのことを話すと、快く受け入れてくれました。カベクーは、やぎの乳1リットルで約3.5個ほどできるそうです。この他にもいろいろな質問をしてみました。どうしてやぎは、外で飼育しないのか?とかどうしてやぎを飼おうと思ったのか、サーネン種(白やぎ)を選んだ理由、やぎの出産の季節やミルクの量などについてなどです。とても勉強になりました。6.15(7:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記11

とても大柄なMARCさん。敷地内で自分が食べる野菜もたくさん作っています。「VENTE HUILE DE NOIX」 の看板は、もっと道路に近い所に表示しないと、お客さんは分からないよ、MARCさん。

6月13(月)の朝、Thegra にある胡桃の生産者を訪ねました。広い畑には大きなくるみの木が何本も立っています。いっぱい採れるんだろうなぁと思いました。しかし、店が見つかるまでは大変でした。大きな作業小屋、母屋、離れ、農作業の機械用の車庫などが敷地内にあるのですが、店らしいものが見当たりません。離れに住む90歳を超えるおばあちゃんと話す声を感じてやってきた3匹の番犬が騒ぐ声を聞き、ようやくご主人の MARC さんが歩いて来てくれました。店に案内されると、何と右の写真の様に自分の車が入ってるガレージの一角に、棚を作って胡桃や胡桃オイルを並べているだけの店?でした。うーん、すごい!これでOKなんだ、フランス人消費者って。心が広いというか、細かい事を気にしなていないというか・・・。MARC さんは、何枚もの写真を見せながら、胡桃のオイルが出来るまでを説明してくれました。試食もさせてくれましたが、とても香ばしい香りで、うっとりとしました。サラダにかけて食べるとおいしいと教えてくれました。5KGのくるみと殻を剥いたくるみを買うことにしました。実がぎっしりと詰まったこの地方の胡桃は、とてもおいしいです。6.14(17:50)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記10

MARIE CLAIRE さんは、はちみつや胡桃の製品も作っています。とても元気で素敵な人でした。

6月13(月)の朝9時過ぎ、Thegra にあるロカマドールを作っている農家を訪ねました。昨夜のホテルの夕食に出たので、ラベルをもらっていて、それを頼りにナビで辿り着きました。突然の訪問にもかかわらず、MARIE CLAIRE さんは、快くチーズ工房の中を案内してくれました。月曜日の今日は、チーズ作りはしていないという事で、パネルを見ながら、実際に道具も使ってやってみせてくれました。1リットルのやぎのミルクでロカマドールは、4つ出来るそうです。日本で見かける「熟成し過ぎで硬くなったもの。」より、こうして出来てすぐの若めのロカマドールは、とてもおいしいです。6月20(月)にランジス市場に行くので、いい状態のものがあれば、ぜひ輸入したいと思います。どうぞお楽しみに。6.14(17:50)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記9

シーズー犬のかわいらしい芸に初めて見るお客さんは驚きます。

6月12(日)の夜に泊まったのは、Thegra にあるホテルです。このホテルのレストランには、飼い犬がいましたが、写真の様な芸をするので、びっくりしました。最初は、犬らしく歩いてテーブルに近づいてくるのですが、そのお客が自分に興味を持ってくれる雰囲気を感じると、すぐにこのポーズを取るのでした。これを見たお客さんは、喜んでお皿の肉やチーズを摘んであげるのです。また、引き際や見極めも見事なもので、何もくれない人だと分かると、さっと別のテーブルに移動します。長年の経験でいろいろな人間を観察してきた成果が出ているのかなぁと思いました。自分の芸で食べ物を得ているこの犬は立派です。6.14(8:11)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記8

茶色い毛をしたアルピーノ種のやぎが行進しています。

6月12(日)の朝は、ロカマドールで開かれるチーズ祭では、やぎの行進がありました。ロカマドールになる乳を出すやぎの様です。先頭でラッパを吹く大人たちとは違う方向にやぎが歩いて行くので、方向を修正するのが大変な様に見えました。ここが羊と違って個性があるやぎの特徴ですね。さて、連休のこの日曜日だからか家族連れがとても多く、子供達も親と一緒に動物を間近で見られるのがとてもうれしそうで、やぎや羊やぶたに触ったり声を掛けたりしてはしゃいでいました。6.13(21:40)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記7

ずっと探していたきれいなエプロン。私はこれを着るとやる気が出ます。

昨年11月に南仏のカルパントラ市で買ったのと同じメーカーの素敵な色柄のエプロンを美奈子店長が見つけました。チーズマーケットの店頭で私が身に付けているので、ご存知の方も多いかと思います。あのエプロンです!写真の様な美しい色の組み合わせは、日本製では見当たりません。飲食店さんの仲間からも欲しいと言われていたので、買えて本当に良かったです。帰国後、最初の店頭営業日から4枚だけ販売したいと思います。どうぞお楽しみに。6.13(19:20)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記6

ロカマドールのチーズ祭り会場で食べたランチメニュにあったアリゴ。面白いほどよく伸びました。

6月12(日)の朝は、ロカマドールで開かれるチーズ祭りを見に行きました。12EURのランチ券を買ってから、出店をぶらぶら見て回りました。今日のメニュは、羊のグリルとアリゴとサラダ、ロカマドール1個とレモンタルトです。中でもこのアリゴはとてもおいしかったです。ジャガイモとクリームと若いチーズを組み合わせたアリゴという料理。カンパーニュに付けて頂きました。芝生に設置されたベンチに座り、初対面のフランス人と話しながら、心地よいカラッとした風がそよぐいい天気の中で食べるご飯は、とてもおいしく感じられました。6.13(19:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記5

余りにもすごい光景だったので、車から降りて町全体の写真を撮りました。教会がある最上部から谷底にある商店街まで歩いて降りようとしている美奈子店長。午後3時、とても暑いです。

6月12(日)の朝10時、ROCAMADOUR に着きました。谷沿いの山道から遠くに見える崖に張り付くような町が見えましたが、これがこのロカマドールでした。やぎのチーズの名前にもなっています。谷底には、下々の者が住む町になっていて、商店街が続いています。その上にはお城があり、さらに崖の最上部には、教会がありました。月曜日までフランスは連休だということもあって、多くの観光客が来ていました。商店街には、エレベーターもあるほど町全体に高低差があります。断崖絶壁を利用した鷲などの巣もあり、何頭もの鷲が大きく旋回している様子も見られました。こんな場所に町が出来るなんて、地震の多い日本では、考えられません。6.13(9:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記4

フランスの高速道路で便利なTELEPEAGE。

フランスの高速道路で便利なTELEPEAGEの端末機をレンタカーのフロントガラスに取り付けました。今日もカオールからロカマドールに向かう途中で、高速道路を利用しました。料金所では、日本よりも車のスピードを落とさないとバーにぶつかりそうになります。6.12(19:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記3

おいしそうに赤ワインを飲む美奈子店長。

6月11(土)の夜は、ロジ・ド・フランスというホテルチェーンの一つに泊まりました。HOTEL LE CLOS GRAND は、CAHORS に近い町 PRADINES にあります。夕食は、カオールの赤ワイン(ハーフ)で7EURと16.5EURのメニュにしました。メインの羊のグリルは、写真の様に付け合せの野菜の盛り付けも美しく、とてもおいしく頂きました。また、普段はアルコールを口にしない私達ですが、マルベック種70%とメルロー30%のこの赤ワインは、ワインのおいしさを思い出してくれるような味わいでした。都会の様にいろいろなレストランが無いこうした田舎の町に泊まる時は、レストラン付きのこうしたホテルがお勧めです。6.12(19:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記2

ほとんど全てフランス語でしたが、何とか通じました。

6月11(土)の昼、トゥールーズ空港に着ました。レンタカーを借りて、高速道路で CAHORS の町を目指します。途中、サービスエリアのカフェテリアでお昼を食べてから、ついに探していたものが見つかりました。それは、日本で言うETCの様なシステムで、ちょうどそのプロモーションをしていたのです。係りの人に、「私は日本に住んでいるが、フランスに銀行口座を持っている。」と話しかけると、申し込み手続きをしてくれました。すぐに今から使えるそうです。バッテリーへの接続工事も不要で、マジックテープでフロントガラスに親指ほどの小さな機械を貼ればいいだけ。これで、各料金所のオレンジ色の「t」マークのゲートを通過できて、小銭ももう要らずとても便利です。利用料金は月額2EURで、自動口座振替になります。昨年の11月にサロンドプロヴァンス市で開いたHSBCフランス口座でもらったキャッシュカード「CARTE BLEUE VISA」が、こんなとこでも役に立ちました。6.12(8:00)

フランス・Lot 地方のチーズ旅日記1

ワインにはあまり興味が無くなった二人は、もっぱら食べることが専門に。おいしいお料理を頂けて良かったです。

昨日(6月10(金)日)の夕方、無事パリ・CDG空港に着きました。気温は16度で半袖一枚じゃ寒いです。今は、土曜日の朝、6時前です。行きのJAL405便では、チーズの盛り合わせを頂きました。左上から順にゴルゴンゾラ・ピカンテとオレンジの蜂蜜、セル・シュール・シェールと麦のクラッカー、グリュイエールとくるみ、タレッジョと無花果のジャム、そして、ブリー・ド・モーと干しぶどうです。 塩を含むチーズには、こうした果物や木の実の甘さと相性が抜群にいいですね。久しぶりに機内でチーズを注文しましたが、以前よりもチーズの品質が上がったようで良かったです。それにしても、とても気配りが素晴らしい客室常務員の方たちでした。彼女達のお陰でとても快適な空の旅をすることが出来ました。今日からいろいろと見聞きして、勉強していきたいと思います。6.11(5:50)



フランス・Lot 地方のやぎのチーズ、ロカマドールAOCの旅日記(2011年6月)